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クロール ー凶暴領域ーのSameのレビュー・感想・評価

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)
3.7
アレクサンドル・アジャ監督、サム・ライミ製作のワニワニパニック映画。

ワニワニパニック映画の決定版登場ですかね!『レイクプラシッド』シリーズ、『マンイーター』、『ブラックウォーター』、『アリゲーター』シリーズ、『カニング・キラー』などなど、惜しいけど今一歩だよね〜っていうワニワニパニックを見てきましたが、アレクサンドル・アジャやってくれましたね!
個人的には『ハイテンション』以来久々にアレクサンドル・アジャ節炸裂だったように感じました。

競泳選手のヘイリーは練習の帰り、姉から疎遠になっていた父と連絡が取れないとの連絡を受ける。ヘイリーは巨大ハリケーンが迫っている故郷フロリダへと車を走らせるが、父の姿は見当たらず、現在は売りに出されている実家へ向かう。そこは今は離散した家族が住んでいた思い出の家だった。そこの地下で重傷を負った父を発見するが…

地下の狭い空間でガンガン唸り声をあげて襲ってくるワニ!誇張されたデカさではなくてリアルなサイズ感のワニが何匹もガンガン襲ってくるテンションの高さは最高!
映画的に凶暴に振る舞うワニたちはいい塩梅ですよ。

一昔前までは、この手の映画だとガブっと噛まれたらウギャーと一発死亡だったんですけどね、最近のトレンドはタフネス!
ちょっと噛まれたくらいじゃ死なないし、心も折れない!笑
髭を蓄えてウィレム・デフォーみたいになってきたバリー・ペッパーが熱演する親父のタフっぷりが凄い笑

中盤の地下での攻防がしつこいかなと思いましたが、ちょこちょこやられ要員も登場してくれて、とにかくカヤ・スコデラーリオ演じるヘイリーと親父がタフにワニと渡り合う所が良いですね。

ちょいネタバレ









記憶に残る見所が随所にあるのが良いですね。
銃を持った腕を噛まれてもそのまま口内で銃をぶっ放しまくったり、足が折れても腕をもがれても夢を語っちゃう死亡フラグを立てても、諦めない親父のタフネスっぷりとか、ようやく家から外に出て、苦労の末ボートをゲットしたのに、乗った途端に川の決壊で起きた濁流でボートごと家に突っ込んで逆戻りとか笑
娘と父親の再生物語もストーリーにぶち込んできてますけど、ワニに噛まれてデスロールされながらグルグル走馬灯が流れるとかダサいんだけどよかったなー笑

とりあえずしばらくワニワニパニック映画の一押しはこの一本になりそうです!
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