horahuki

リム・オブ・ザ・ワールドのhorahukiのレビュー・感想・評価

リム・オブ・ザ・ワールド(2019年製作の映画)
3.7
家族は選べない…
それなら自分で作れば良い!

サマーキャンプに参加したは良いけれど、UFOが攻撃してきたせいで山奥に置き去りにされた子供たち。打倒エイリアンのキーアイテムを託された彼らが、112キロ以上先にある研究所をひたすら目指す「こういうので良いんだよ!」なSFジュブナイル。

ファーストカットが完全に『インデペンデンスデイ』で「おっ!」と思ってたら、予想以上に『インデペンデンスデイ』だった!タイトルまで出してたし🤣中盤あたりには『ジュラシックパーク』の厨房ラプトルかくれんぼをオチ含めて完コピしたようなシーンもあったし、『トイストーリー』の独自解釈は普通に面白かった!

キッズが生き生きと動き回り、友情を深めていくっていうのだけで、ティーン向けジュブナイル大好物な私にとってはツボど真ん中!アホみたいに評価低いし、確かに出来はそれほど良いとは思わないけど、「こういうので良いんだよ!」なライトさがサイコーに好き♫

少年少女たち目線の物語とはいえ、本作の侵略は『インデペンデンスデイ』と同等クラスのメガトン級な規模。本作の面白さはその「惨劇」との距離感にあるように思う。低予算故に描けないという物理的な理由もあるのだろうけれど、冒頭の襲撃と追ってくる脅威を除いては「惨劇」に対する対岸の火事的距離感を本作は要所要所で何度となく印象付ける。特に崖からロスを眺めるシーンなんてまるでモニター越しにゲーム映像を見ているかのよう。そしてそれはアレックスが「現実」という真の脅威に対して開けていた距離感へと直結することになる。

彼らに何度も提示される「逃げる」という選択肢。それは今まで通り自身の奥にある欠点に対して目を背けようとする心の抵抗。112キロと具体的に提示される距離は彼らが現実という惨劇から遠ざかっていた心の距離。その道のりを詰めるという根幹的進行の副次的効果として表出するアレコレがジュブナイルの体裁を整え、火なり数字なりそれぞれに固有なラスボスとの対峙へと物語は向かう。

本作とは全く関係ないんだけど、何をとち狂ったのかFF7Rを買ってしまったせいで先週末に見る予定だった『ストレンジャーシングス』が止まったまま。せっかくだからある程度一気に見たいので、またまた月末付近恒例のネトフリ帳尻あわせでコレ見ました😂

FF7は友達の家で見てただけでプレイは初めてなので新鮮で楽しい!街のモブにぶつかると迷惑そうなリアクションをしてくれるという凝り具合なので、カップルとかホームレスみたいなオッサンにぶつかりまくる奇行をゲラゲラ笑いながら繰り返してます😅だから全然話が進まん!そしてやっとティファ出てきたのにもう飽きてきた😂
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