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キーパー ある兵士の奇跡のきょうのレビュー・感想・評価

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
1945年、戦地で捕虜になったナチスドイツ兵、バートトラウトマンはイギリスの収容所に送られる。収容所でサッカー⚽️をしていたら、地元チームからゴールキーパーとしてスカウトされた。試合で実績を残した彼は名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団。元敵兵から罵言雑言を浴びながらも、彼はゴールを守り抜き、やがて歴史ある大会でチームの優勝に貢献する。


サッカー⚽️を通じて、イギリス🇬🇧が元ナチスドイツ兵士🇩🇪を受け入れて、その兵士がそこで大活躍をして成績を残す✨
凄く難しいことのように思いましたが、これが実話というからびっくりしました‼️
ドイツ人バートは収容所で過酷な生活を強いられ、そこでサッカーをしていたら、地元のサッカーチームの監督から声がかかります。最初は監督もその監督の家族もバートがかつての「敵」だから、辛く接していますが、だんだんバートのサッカーの実力や人柄に触れていくうちに、わだかまりもなくなっていきます。
監督にはマーガレットという娘がいて、マーガレットもかつての「敵」だった彼に心惹かれていき、お互いに惹かれ合って2人は結ばれます💗
バートのキーパーとしての実力は大いに発揮され、名門クラブに入門し、ますます選手としての実績を残し✨
しかし、敵だった彼に対する周囲の批判は激しく、それでも頑張る姿が印象的でした。しかし、彼には誰にも話せない闇がありました。
心の中ではその闇と闘っていました💦
サッカーもプライベートも順調にいっているところに大きな悲劇がおとずれ…😢闇と悲しみを重ね合うバート。
バートがこの苦しみから抜け出し、再びサッカー選手としても家族を守る主としても前を向いていくラストに涙しました。


戦争は戦場で戦うことでお互いに傷つけあい、命を奪い合う残酷なものである他に、人の心の中に大きな闇を残していく残酷なものでもあります😢
そこをサッカーを通じてお互いの気持ちをフラットにして、絆を強めることに凄く心を打たれました。
主人公バートは「愛を読む人」にも出演していたダフィットクロス。
あの時とはまた違った素晴らしい演技が印象的でした👏🏻
バートの妻マーガレットがイギリス人達から夫が批判されているのを守る姿に泣けてきました。妻を演じたフレイアメイヴァの熱演が最高でした。
収容所の鬼軍曹がバートが息子の死から苦しみ悲しみのどん底にある時にとった行動にも心打たれました。
戦争を離れれば人は本来の優しさを取り戻せるのだなと感じさせられた部分でもありました。
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