Rocko

家族を想うときのRockoのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.6
ワーキングプアのドキュメンタリーを観ているかのようにリアルで重い映画でした。

イギリスの労働問題にお怒りなケン・ローチ監督の熱い思いが伝わって来ます。
撮影は私の好きなロビー・ライアン(女王陛下のお気に入り、マリッジ・ストーリー)
カメラワークもリアリティさを追求するように自然な角度から撮られていることが多かったように感じます。

劣悪な労働環境でもがく家族が痛々しく、
父親に関しては職業は違えど奥さんに言うセリフなんて自分の旦那と共通する生々しさがちょっと嫌でしたね。
「俺は家族の為に働いてる」私が大嫌いな言葉で絶対に結婚したくないタイプです笑

過酷な労働からの悲劇の中で果たして家族が支えになっているのか現実社会と同じく疑問に感じますが、絶望する状況下でも前に進もうとする姿にはエールを送りたい。自分でもやはり子供達は希望であり、選択肢は無いのでは…と思いながらのエンドロールでした。


以下、個人的な感想

しかし上映前から泣く気満々でハンドタオルを握りしめていたのに使うこと無く終わってしまいました。
静かでありながら感動を誘おうとする展開と説明過多なセリフが好みに合わなかったからだと思います。  

俳優の表情から心情を想像させるような作品が好きなので、キャスティングに説得力はあるものの演技から伝わって来るものはあまり無く、ベラベラとセリフで細かく状況を説明されることによって重みが感じられなくなってしまいました。

スコアの➕0.1は高校生役の男の子のイケヴォイスね。声渋すぎでしょ笑

2020年9作目