いの

架空OL日記のいののレビュー・感想・評価

架空OL日記(2020年製作の映画)
4.2


「もしもドラマ版の再編集だったら 途中で帰ろうね」などと、私は、Vちゃん(仮名)と開演前に固く誓い合う。「前に一度後悔した、そうそう、あの映画 何だっけ?」と、尽きない会話を思わず始めそうになるけど、私たちはモチロン会話を終わらせたw。このTVドラマを気に入ったのはそもそもVちゃん(仮名)で、私は、Vちゃんにゴーインに誘われて、一緒にドラマを観るようになった。Vちゃんは、そのあと速攻ディスクも購入したけど未開封のまま。Vちゃんも私とおんなじで、買っただけで満足しちゃうの。


話を元に戻す。休み明け、月曜ユウウツ問題を解決すべく語り合う夏帆とバカリズムの会話の妙!→ 私とVちゃんの懸念は、あっという間に吹き飛んだ。テレビドラマの再編集じゃなかった!大・満・足!


ドラマを観ていた人も、観ていなかった人も、多くの人が楽しめる映画だと思う、多分。クスって笑ってたのが、 → そのうちにみんな、声をあげて笑うようになって、→ 劇場も、とてもとても良い雰囲気♪ 幅広い年齢層の、女性ばかりの観客のなかで、実際 OLの方は、どのくらいいたんやろか。ちなみに 私もVちゃんも、OLというものをやったことはない。やったことはなくてもわかるのさ。私なりに、ではあるけれど。


アジフライの サクッと揚げてある音。あれがフツーに素晴らしい。フツーに素晴らしいことに、敬意を表してる映画でもある。この映画の真っ当さを確信した瞬間だった。それから、アスパラベーコンの印鑑入れ問題の バカリズムの 気遣いの細やかさ!これぞ、ザ・女子!


帰りには、Vちゃんとのお喋りが止まらない。小峰さまは尊敬だし、酒木さん観察日記つけたいくらいだし、マキちゃんもさえちゃんもカオリンも、とにかくみんな愛らしい。シム・ウンギョンも可愛かったなぁ。と、結局私たちは、この映画に出てくる女子みんなが好き。あー、良い夜だった。


どうか、私のだらしなさが、私のだらしなさから私を救いますように。あちこちに置いてあるリップ、そのうちのひとつを、今夜もちゃんとつけて寝ようっと。あれっ、Vちゃんって誰だったっけ。私の脳内のお友だちなのか、実在する人物なのか。それを深く考えるのはやめておこう。さえちゃん、そこ、突っ込んじゃダメ。真実の追究よりも大事なことが、女子の会話にはたくさんある。
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