監督・製作・脚本・撮影・編集クリストファー・ノーラン(当時28歳)の70分モノクロの長編デビュー作。
製作費6000ドルというから日本円ならザックリ60万円・・・マジか!という超低予算。
他のスタッフやキャストと土曜日だけを使って1年かけて撮った作品とのこと。
私はノーラン作品と相性が良くないくせに他の長編作品はなぜか全て観ていたので、たまたまレンタルショップでみつけた本作も鑑賞してみることに。
私には全く面白くなかった『テネット』に比べると本作はなかなか楽しめました。
お得意の時間軸シャッフルも比較的シンプルで他作品のようにイヤミに感じず、70分という尺も手頃で他作品のように途中で飽きることもありませんでした。
しかしやはりこのレベルの作品をこの年齢にしてこの予算他の限られた条件下で作ったことは驚きです。やっぱり凄い才能なのでしょう。
昔『メメント』を観たときも面白かったというより、ただただ関心したことを覚えています。
ダークナイト・シリーズの頃は新作が楽しみだったし他にもそこそこ楽しめた作品もあるんですが、どれも再度観ようというほどの情熱が湧かず過去に1度観たきり。
どの作品も今もしくはもっと後になって観るとまた印象も変わるのかもしれません。