ひとりごとです

ザ・プロムのひとりごとですのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・プロム(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

かわいーお話しだったなあ。

かわいい、というのは
登場人物たちの純粋さというか、真っ直ぐさに対しての感情でした。

昔、勇気が出なくて好きな男の子をプロムに誘えなかった男の人が、今同じ状況で悩んでいる女の子の背中を押してあげる流れはとても感動しました。

自分が、その時、誰にも認めてもらえなくて、一歩を踏み出すための暖かさもなくて、1人で抱えて生きてきたからこそ、まるでその瞬間に戻って自分に声をかけてあげるよう。

ミュージカルならではの素直に響いてくる大きな力を持つ言葉たちは素敵ですよね…

そこに理由なんか求めてなくて、ただ、感じろ!感じたか?それでいい!ついてこい!見ろ!楽しめ!

と言われているように感じる。

そしてそこにはちゃんと、登場人物たちがそれぞれ抱える戦いがある。
だからみんな好きになっちゃう。
ころり。

ミュージカルっていいな!
が詰まっている。その存在自体や、音楽や、目に見える世界、見えない現実、それらに対する愛がいっぱいあった。だからこそ、その要素をストレートに受け取れる、楽しめる作品。

それを感じたい時にまた絶対みるだろうな。