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FREAKS フリークス 能力者たちのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅に引きこもって育った7歳のヒロインは、母はすでに死んでいて、危険だから外には出るな!と父親に言いくるめるられていた。ある日ヒロインは父親が眠っている隙に外に出る。家の前のアイスクリーム屋で出会った老人に実は母親が生きていると伝えられるのだが......という話。

荒唐無稽でど派手なB級映画だと思って観始めたら、序盤は静かな謎めいたストーリーで、少女の視点を通してじわじわと真相に迫っていくタイプの硬派なSF作品だった。小説にしたほうが面白いかも。事前情報入れずに観たので最初は話が分からなくて戸惑った。
一番のヤマ場である母親救出&自宅襲撃されるパートは同時並行で派手さは無いがなかなかスリリング。ラストはこの前みた「ブライトバーン」のような感じの結末だった。
よく考えると家族それぞれが少年漫画のボス級の能力を有しているのだが、有効範囲の狭さや身体への負担が大きいことなどの弱点をつかれて人類側の物量作戦に屈している設定なのはうまかった。でも、あのスーパーマンみたいな母親をよく拘束できたよなあ......
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