さっこ

ベネデッタのさっこのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
5.0
これはすごい…。

エンドロールが流れだしたとき、おもしろすぎた感動で涙が溢れてきた。


👰🏻‍♀️👰🏻
原作はジュディスCブラウン著「ルネサンス修道女物語〜聖と性のミクロストリア」。

キリスト教研究者の作者(女性)は、あるときベネデッタの裁判記録を資料館で発掘する。
それはキリスト裁判唯一のレズビアン裁判の記録で、それが原作となった。
どのようにお互いを舐め合ったかなどの証言があり、書記が恐れおののいた😨みたいな内容(読みたい)。
当時は男性同士の恋愛はあっても、女性同士の恋愛はないと思われていた。これもある種の女性差別。



✝️
もう一つの柱は、完全なる男性社会の中で、一介の修道女であったベネデッタがいかにして権力を持つに至ったかということ。

狂言でも嘘でもなんでも使ってのし上がっていくベネデッタの物語に惹かれてしまう。
しかし、どんなにベネデッタの見る夢が安っぽくても嘘をついても、彼女の信仰心だけは本物として描かれている。



🚾
そのほか、ベネデッタとバルトロメアの恋愛感情が芽生えるのが排便シーン。
直接的描写はないのに恐ろしい拷問シーン。
などなどとにかくすごいシーンが満載だ。




















───────────────────────



















ここから怖い話です😨
今回も長いのでひまな人だけ読んでください💦






【山の訓練】




この話は知り合いの男性Aさんから聞いた話である。
Aさんは現役の自衛官であり陸上自衛隊のパイロットである。
これはAさんが訓練生時代に体験した話である。
(場所は伏す)


その当時、とある基地の一角の建物に寝泊まりして、さまざまな訓練をしていたそうだ。
厳しい訓練だったが、合間に楽しい行事もあったという。
戦前からある建物に行き肝試しをしたり、怪談をしたりしたそうだ。


その日は班ごとに山を登ってぐるりと回って帰ってくるという訓練だった。
それはなんと真夜中の山で行われたという。(自衛隊の訓練ってすごいですね😨)

山を登る前に教官が怖い話をした。
教官「ここは戦時中、爆撃によってたくさんの人が亡くなっている。
山のほうに逃げ込んだ人は、野犬や狼に襲われて半分は帰ってこなかったらしい。
今も山のどこかに眠っているだろう」

しかしAさんは我々を怖がらせるための作り話だろうと思って
「そんなこと言ってると教官こそ呪われますよ〜」と言ったらしい。
すると周囲にいた他の教官や隊員が一斉にAさんを見た。そして二、三秒見つめてまた元に戻ったそうです。
Aさん「あれはなんだったんだろう…?一瞬の静かで不気味な空気感が今でも忘れられません…」
(※いや、単に上官に失礼な軽口叩いたから見られただけかも…🤣)






さて、その後、各班が時間ごとにスタート。各班は6人構成です。
コースとしては登山口からスタートして、約1時間半かけてまたスタート地点に戻ってくるものだった。

6人は最初は道が整備されているので二人ずつで登っていたらしい。Aさんは真ん中の二人だった。
スタートから15分ほど経った頃、前の2人のペースが早くなってきた。
隣の隊員が前の二人の速さ、さすがにおかしくないか?とAさんに言った。
タイムを競う大会だからだろうと言い、Aさんたちも必死に前の二人を追った。


山頂に着くとAさんは「なんであんなに早く登ったんだ、下山は少しペースを落とそう」
と前の二人に言いました。
すると二人は「いや、早く降りたいんだよ…」
と言う。どう言うことかと聞いても答えない。
ただ一人は「この山やばい…」と言った。





下山を開始して、しばらく経つとまた道が整備された地点まで降りたので二列体制になって下山していた。
すると、なにやら声が聞こえてきた。
「………、…………」
なんと言ってるか分からないが確かに聞こえた。

「おい、何か声が聞こえないか…?」
前の二人は何も言わない。
班長が全員かがめと指示を出した。
全員目を閉じて灯りを消して耳を澄ませた。
これは自衛隊が敵の位置を探るときにやるものである。
声は班の位置から10メートル、左側後方、複数であることがわかった。
複数人の声ということは、別の班が後方にいるのかと思った。しばらく後方を見上げていると、暗闇の中に人影がぼんやりと見えた。
「おい、あれはなんだ…?」
別の班が後方にいる…そう思ってもよく考えるとおかしかった。なぜなら各班のスタート時間は40分間ごと遅らせていたのだ。40分遅れて出発した班が、自分たちに追いつくなんてことあり得るだろうか?
「やっぱりこの山はやばいよ!」
一人の隊員がまたそんなことを言った。
結局下山も大急ぎで降って行った。
その後は声も聞こえず何もなかったらしい。






帰ると、教官には一応「後方の班がかなり早かった」と伝えたらしい。
すると各班長、班員にはGPSを取り付けていたらしい。
「GPSを確認するとお前たちの後ろの班はまだ尾根付近にいる」
教官のディスプレイを見せてもらうと、確かに後ろの班はまだ山の上の方にいてだいぶ離れていた。
Aさんたち班が山にいる間、次の班はAさんの班に近付いてないことが機械によって照明されてしまったのだった。
さらに班長から後方から聞こえた声のこと、そしてぼんやりと光る複数人のことについて報告した。

そして班長は「我々隊員の一部は古いヘルメットを着用してますか?」と上官に聞いた。
上官「全員統一されたヘルメットだが、どんなヘルメットを見たのだ?」
班長「フチが平行で耳が隠されていませんでした。
長官「それは旧陸軍の九○式ヘルメットだ。そんなもの自衛隊が使用してるわけないだろう」
自衛隊のヘルメットは迷彩柄で耳が隠れるようになっている。Aさんたちが目撃した後方の複数人は耳が隠されておらず、たしかに古い日本軍ぽいものだったかもしれない。するとあれは自衛隊ではなく日本兵…?

そんな話をしていると、ある隊員は足音や軍歌が聞こえたと言い始めた。
すると自分も聞こえた、と何人も言う。Aさんはよくわからなかった。



さらに班長は「実は…」と話し始めた。
班長は日本兵らしき人影以外に、「数人の子供が見えた」と言う。
そしてその子供たちは服がやぶけて体が火傷していたらしい。
声を聞くため屈んだとき、子供がすぐ横にいるのが分かった。
驚く班長に一人の子供が何かを手渡した。
それは「女性の大腿骨のかけら」だったらしい。

次にしきりに「この山やばい…」と言っていた男はさらに別のものを見たと言う。
それは○○だった。




その班の複数の証言を聞き、上官はこの山の近くにあるお寺に行くように言った。
山での訓練が終わった後、その班の隊員たちは寺に行った。
班長が子供から受け取った大腿骨の骨はその寺に奉納させてもらった。

寺の住職が言うには「○○という存在がAさんたちに何かをさせたくて日本兵や子供を見せた」らしい。
これが住職の見解であった。
○○については決して口にだしてはいけない、と言われたらしい。



話を聞いた自分(さっこ)はまず「○○とは何か?」としつこく質問をした。
しかしそれは言ってはいけない、と住職に言われたので言えない…と断られてしまった😣

○○とはなんだったのだろうか?
狐狸妖怪の類でしょうか?お寺がそんなこと言うかな。
では戦争犠牲者だろうか?
子供や兵隊は出てきたのに、それだけは隠される○○ってなんだろう🤔
分からん。



終。








※追記、○○、分かりました。
Aさんから再度聞いたわけではありませんが、振り返って考えてみたら「あ、そういうことなんだろうな」ってなりました。
何か厄があると嫌なので自分の回答は書きません💦
モヤモヤしてる方はもう一度読み直すと、その箇所で、「あ、これのことかも…」ってなると思います😨
さっこ

さっこ