山下敦弘監督作品。

徹底的にリアリズムであろうとすればするほど、幽霊が立ち現れてくる余白が生まれてくる。凄すぎる…。

雑音をあえて生じさせるために扇風機が付きっぱなしであることは面白いと思ったし、登場人物以外の「声」を挿入することは遊びであるとともに幽霊が登場する余地を残す。これも凄い。

まあ単純に謎のハンバーガーが登場するくだりを笑うだけで、この作品は十分楽しめると思う。金さん銀さんバーガーってなんやねん。

創意工夫にあふれた自主映画のことを私は愛おしく思う。

山下敦弘傑作短編集
ハンバーガーショップの店員カップルの元に3週間失踪していた店長が現れた。
働いているハンバーガーショップの価格105円とマクドナルドのハンバーガーの価格65円
どう頑張っても太刀打ち出来ないわっはっは
雑談をしていたのに突然彼女を口説きだし、挙句の果てに愛を証明しろと。
冒頭からちょいちょい挟まる爆発映像の謎、恨みは思っていた以上に深かった。
サカサマサングラス