フィルマのTimelineで見かけ、気になっていた本作をピックアップ!コロナ禍で日本での公開が数日で中止となりましたが、アジア各国で大ヒットした台湾映画です。
原作は韓国の詩人ウォン・テヨン。韓国では2009年に公開され、本作はそのリメイク。
タイトルとあらすじを見た段階で、これは泣くなと。。というよりは久々に泣きたいと思って手に取ったのかもしれません(^^)
音楽プロデューサーのK(リウ・イーハオ)と作詞家のクリーム(アイビー・チェン)。若くして家族を亡くし孤独な二人は運命的に出会い、寄り添うように生きていた。
しかし二人を引き合わせた「運命」は時に残酷。抗えらえない現実が二人を襲う。。
台湾映画は初めてで、実は最初はあまり乗り切れず、、こういった繊細な心情の演出はやはり邦画なのか!?とも思いましたが、見事にキャストの魅力が打ち勝ちました(^^)
天真爛漫で感情豊かなクリーム。そして時には家族の様に、時には恋人の様に寄り添いクリームを包み込むK。どちらも素晴らしい演技で、後半は怒涛の様な感情の起伏に飲み込まれます。
ひとりで受け止めるにはあまりに重い運命。一緒に受け止めてくれる人がそばにいれば、その重さも半分になる。
決して何か特別な事ができる訳でもない。ただ寄り添うことしかできない。でもそれだけで、人は悲しみを乗り越えられる。
ラストシーンで見せた二人の表情が印象的でいつまでも心に残ります。。相手を想う優しさ、自分に正直な気持ち、一体何が正解なんでしょうね。。
深い愛で結ばれた2人。そしてタイトルの意味とは。。形のあるものが全てではなく、形のないものこそ永遠。。心のデトックスにどうぞ!