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ラスト・クリスマスのYYamadaのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
3.8
【恋愛映画のススメ】
ラスト・クリスマス (2019)

◆映画のジャンル:
 ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 ロンドン
◆パートナー(カッコ内は公開時年齢)
 ♀️: エミリア・クラーク (33)   
 ♂️: ヘンリー・ゴールディング (32)

〈見処〉
本作は予備知識なく鑑賞するため、レビューチェックは鑑賞後にされることをお勧めします。

①ワム!の名曲を原案とした、
 クリスマスの新しい定番ラブコメ!
・『ラスト・クリスマス』は2019年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ。
・本作の舞台はロンドン。クリスマスショップで働く、歌手志望のケイト(エミリア・クラーク)は、華やかな店内で妖精エルフのコスチュームに身をまとう仕事に身が入らず、乱れがちな生活を送っていた。
・ある日、ケイトの前に不思議な青年トム(
ヘンリー・ゴールディング)が現れ、ケイトが抱えるさまざまな問題を見抜く彼との出会いがケイトの人生を大きく変えることになったが…(eiga.comより抜粋)
・本作は『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークと『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディングの主演にて、「ワム!」により1984年の発売以降、クリスマスの定番ソングとして今も愛される「ラスト・クリスマス」をモチーフに描かれた恋愛映画。
・脚本は『いつか晴れた日』でアカデミー脚色賞を受賞し、女優としてもケイトの母親役で出演するエマ・トンプソン。監督は『シンプル・フェイバー』のポール・フェイグ。

②結び…本作の見処は?
恋愛映画のジャンルではなく、ケイトの成長物語として、鑑賞したい。
◎: 物語の全容が明らかになり、「ラストクリスマス」の歌詞に含まれた解釈が理解出来る終盤20分の展開は、映画の世界に釘付けとなる。
◎: とくに、温かさに溢れるクリスマス・コンサートの場面では、感動的で涙腺が緩む。エミリア・クラークがキャスティングされたのも納得のシーン。観客席には、年老いた「ワム!」のアンドリュー・リッジリーの姿を見ることが出来る。
○:「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ!」「恋のかけひき」「フリーダム!90」「フェイス」など、ワム!やジョージ・マイケルのヒット曲が全編に流れる。
▲: 社会格差、移民、ブレグジット、LGBTなどの社会問題を盛り込みすぎのため、散らかったままの幕引きが残念。コンサートシーン以降の尻窄みがなければ、4.0以上のレビュー・スコア作品になったかも。
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