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ディック・ロングはなぜ死んだのか?のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アメリカの片田舎が舞台。
バンド仲間の三人組が練習と称してばか騒ぎをしていたところ、メンバーの一人ディックが重症を負ってしまう。残りの二人は彼を病院前に置き捨てて、その後必死で事件の痕跡を消そうとする。やがてディックが死亡したため警察は殺人事件として捜査を開始するのだが......という話。
『スイス・アーミー・マン』の監督最新作ということで鑑賞。監督もディック役で出演している(すぐ死ぬけど)

シリアスなサスペンスかと思って借りてみたら、下なネタ満載のブラック・コメディだった作品。
ディックの死因の謎で引っ張りつつ、他の二人のすさまじく杜撰な証拠隠滅工作に呆れつつ鑑賞していたら、明かされた死因が斜め上過ぎてびっくり。そりゃあ隠したくもなるかなあ。更に驚いたのはこの映画、実話をヒントにしているらしい。マジですか......
主人公たちだけではなく、彼らの妻や捜査する警官らも個性的すぎて対話劇としても楽しめる。主人公の無邪気で可愛らしい娘がことごとく主人公を窮地に陥れる発言をするのも面白かった。
「スイス・アーミーマン」の時もそうだったが、この監督は小学生レベルな発想の下ネタをふんだんに盛り込んでくる。

呼び名や用語にスラングがたくさん含まれているらしいが、英語詳しくない僕にはさっぱり分からなかった。
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