このレビューはネタバレを含みます
元スーパヒーローの主人公は力を失い今は無職。同じく元ヒーローの妻と双子の子どもたちとともに暮らしていた。ある日宇宙の支配者が地球を冷凍にする計画を発動するべく部下を送り込んでくる。彼らは力を強めつつある主人公の娘を危険視して排除しようと主人公の家に乗り込んでくるのだが......という話。
アベンジャーズとジャスティスリーグを掛け合わせた非常に質の低いパロディ映画。だが、それら2シリーズよりもスターウォーズ要素のほうが強い。あとロッキー。
低予算なので戦闘シーンの酷さは目をつぶるとしても肝心のギャグパートが全く面白くないのはかなりのマイナス。コント番組的なノリの作品なのでストーリーにツッコむのは野暮かもしれないが、双子が敵の手に落ちたあとの数日間の主人公夫妻の行動がすごいのんびりしていて危機感の欠片もないし、敵側も計画をあんまり進めない。ヨーダ的な最強ポジションの師匠が一撃でやられるのも変だし。パロディキャラもキャプテンサウスアメリカくらいしか笑える人いなかった。地球を凍らせる装置を車投げただけで破壊するラストも手抜き感満載だった。主人公がスーパーマンとバットマンの名前合わせたキャラなのに能力がほとんどフォース頼みなのもイマイチ。
でも、作ってる側は楽しいかも。
