マッスル入道

くもりときどきミートボールのマッスル入道のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

モヤッとさせられるポイントが非常に多い。ピュアな心の人にオススメ。

しょっぱなから大きな違和感があり、物語に集中できない。
違和感①
イワシがまずい魚として嫌悪されていること。名誉挽回は最後までなされない。
違和感②
食べ物が空から降ってくる状況が喜ばれていること。

映画の中での当たり前となっている状況が狂いすぎており、見ていて「はぁぁ!?」と思ってしまい、そっちに気を取られる。本当に、純粋な心を持った子どもでないと、ピュアッに楽しめないのかもしれない。
なぜ「空に浮かび続けて雲から食べ物を生成する機械」は受け入られらるのに「空から降ってくる食べ物を喜ぶ住人」は受け入れがたいのか……この場でその答えは思い浮かばない。

サムちゃんが「自分は実はガリ勉だった」「メガネと科学の話をやめたら受け入れられた」と打ち明けたのは面白かった。しかしその後、ガリ勉スタイルを貫き通すようになったのは謎。見た目は別にそのままでもいいやんけ。コンタクトレンズにすれば良い。見た目をガリ勉スタイルに戻さなくてはならない理由が分からない。外見と中身にギャップがあることを否定されているように感じで少し不愉快。

主人公は、悪意なく、善意と好奇心で厄介ごとを振りまく発明家だ。発想力や発明の能力はあると思うが、危機管理能力が最低だ。人間だけでなく地球にとって非常に迷惑だし、悪気なくやっているからタチが悪い。「失敗しちゃった、テヘ」では済まされない恐ろしい事を彼はしでかしている。彼は逮捕されるべきだと思う。胸毛センサーを持つあの警官は正しい。特に、新しい生物(しかも繁殖力が高く衛生面で大きな問題となるネズミと、簡単に移動できる羽を持つトリを掛け合わせた最悪の化け物)を生み出し世に放つとは、生態系にテロを仕掛けているのと同じではないか。

パピが頑固&無口&機械に弱いキャラでかわいかった。毛虫のような一本眉毛からのぞく丸いお目目。
おサルのスティーブンは出演回数の割りにかなり空気だったけど、グミと戦う場面では健闘していた。しかし、戦ってないで食えよ。
ブリントは最初の印象が最悪だったが、見てみれば身も心も赤ちゃんキャラ(?)だし、ありがちないじめっ子キャラとズレがあったので結構好きだった。「アッオー(目クリクリ)」じゃねーよ。
モリー(?)というカメラマンがあまりにも有能。もう君が市長になれよ。
黒人一家はなんだかんだ印象が強かった。オトンの身体能力はなんなの。
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