小山はるか(奈緒)は心に触れてこない日々のなかで、デパートの展示でふと目にした大皿に強く惹かれ備前焼を知った。仕事中も休日も気付けば備前焼のことばかり考えていたはるかは、言葉にできない感動を胸に岡山県備前市へ。意気揚々と大皿の作者を訪ねるも、目の前に現れたのは頑固でぶっきらぼう、職人気質な修(平山浩行)だった。しかし、ただ一人でロクロに向かう修を見て備前焼への興味はより強くなり・・・。勢いのままに弟子入りを志願するも相手にしてもらいないはるかだったが、見兼ねた人間国宝の陶人(笹野高史)が間を取り持ち“修行見習い”の日々がスタートする。そんな気鋭の作家として陶芸に向き合う修には亡き父との約束があった——。
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に…
>>続きを読む舞台は酒蔵で有名な東広島市・西条。農大に通う大学三年生の詩織(21)は、意に反して日本酒の蔵へ実習に。やる気のない蔵元の息子、厳格な杜氏、不倫に悩む美咲。老舗酒蔵での出会いに彼らの人生は転…
>>続きを読む福井県、越前。和紙職人の剛生(石倉三郎)は、不遜で偏屈な性格で、妻を亡くして以来、誰とも心を通わせることなく生きていた。一方、韓国、扶余郡。無職で怠惰な生活を送るヨナ(キム・コッピ)は、人…
>>続きを読むラーメン作りのベストパートナーだった妻を亡くし、店を畳む決意をしたラーメン店店主・ 紅(石橋蓮司)。新疆ウイグル自治区でのテレビ取材中、事故に遭い、一人荒野を彷徨う羽目になった料理 研究家…
>>続きを読む刀匠たちが技術の粋を尽くして生み出してきた日本刀はどのように作られるのか。そして、どのような歴史をたどってきたのか。刀剣に込められた日本人の魂をひも解く。さらに刀鍛冶師・月山貞利、刀研磨師…
>>続きを読む尾道の⾵情ある下町。その⼀⾓に店を構える⾼野⾖腐店。夜が明ける前に、そっと明かりが灯り、愚直で職⼈気質な⽗・⾼野⾠雄(藤⻯也)と、明るく気⽴てのいい娘・春(⿇⽣久美⼦)の⼀⽇が今⽇も始まる…
>>続きを読む金沢の港町にある小さな中国料理店。中国出身の年老いた名料理人・王さんの料理は、誰もが幸せになる逸品揃い。だがある日、王さんが病に倒れる。協力を申し出たのは、幼い娘を抱えた貴子。どこかぎこち…
>>続きを読む21歳の稲田怜は、東京のデザイン会社の新人イラストレーター。田舎の電器店で採算を度外視した仕事ばかりの父・誠一郎に反発して都会に出てきたが、上司と衝突して会社を辞める羽目に。そんななか、怜…
>>続きを読む©2019「ハルカの陶」製作委員会