むぅ

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇のむぅのレビュー・感想・評価

3.4
太宰治の最後の小説と言われる「グッドバイ」
そしてKERA・MAPが公演していた時に観たかった舞台の映画化。

大泉洋演じる田島が、なんとも情けない。
人を好きになることはとても素敵なことだけれど、よくまぁそんなに次々と好きになるもんだ、と感心してしまう。そして本人はどの恋にも真剣なようなので、つい見守ってしまった。

恋愛感情の‘好き’がレベル10まであるとして、レベルいくつから付き合えるかという話で盛り上がったことがある。
友達は8、9、後驚きの2がいた。
私は6。もう何年も前の話だけど、今は7かな、いや8か?と思いながら観た。
田島もきっと1とか2のタイプなんだろうと思う。同時に何人もと付き合いさえしなければ、別に1でも良いと思うのだけれど。

「水曜どうでしょう」が好きなので、大泉洋がボヤいてるとなんとも嬉しい。

田島が近くにいたら、私は好きにはならないと思うけど、彼に恋をする人がたくさんいるのは何となくわかる気がした。
たまにいる、そういう不思議な魅力の人。
むぅ

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