茜

先天性欲情魔の茜のレビュー・感想・評価

先天性欲情魔(1970年製作の映画)
3.0
先天性ヤリマンと下半身に正直なおじさんの純愛物語だと私は解釈しました。
「性器の内側に灼熱感を感じる症状」って物は言い様だな~と思う。

男だけにとどまらず、レズのおばさん相手にも所かまわず性欲をぶちまけまくる色情魔のラウラ。
めちゃくちゃ巨乳なんだけど、ギットリしたメイクと老け顔により、そそられるのかと言われれば…うーむ。
海辺やら鶏小屋の前やら節操なく青姦ばっかりしてるんだけど、雪景色の中で突然身体中に雪を擦り付け始めたかと思えば、そのまま素っ裸になって雪の上を転げまわりながらおっ始めるシーンには声出して笑っちゃいました。

そんな彼女に惹かれて猛アタックをし、結婚までこぎつけたお金持ちのおじさん。
しかし結婚したところでラウラのヤリマン病が治る訳もなく、余計男漁りは酷くなる有り様で、おじさんはそんなラウラの行動に頭を悩ませる。
このおじさんは監督自身が演じていたみたい。

成人映画という事もあり、とにかくラウラがおっさんやおばさんとおイタするシーンが延々と続くので単調と言えば単調。
しかも同じ曲を延々と使い回してるもんだから余計に代り映えなくマンネリするんだけど、そのタンゴっぽい音楽が段々クセになってきて、終いにゃ「でっでーででん♪」っていうイントロが流れてきただけでニヤニヤ笑えてきちゃう。

アホくせぇ~!ってゲラゲラしながら観てたのに、ちょっぴり切ないラストには思わず意表を突かれる。
アルゼンチンっていう国は情熱的なのだなー。
茜