サラリーマン岡崎

返校 言葉が消えた日のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
3.8
ゲームが原作ということは知っていたが、こんなにちゃんとホラーだとは思わなかった笑
怪物みたいなのが出てくるとは笑

独裁国家下での自由思想の抑圧をテーマにした映画ではあるが、
その中で起こる私利私欲が起こす罪が描かれる。
しかし、それは彼女たちが全て悪いのか?抑圧する社会のせいでその罪が生まれたのではないか?
前半は少しヘンテコなホラーでびっくりしたが、その心の揺れ動きが後半描かれており、すごく楽しめる。
抑圧社会の中で、怒りや妬みが溜まり、理性がなくなるその感情を利用して、国民を従わせ、独裁国家が進んでいくのだとわかった。
その社会こそが「怪物」であることもわかる。

ただ、学生に手を出す教師はダメやろ笑
社会のせいだけでなく、アイツもダメや笑
その学生と仲良くしてることを彼女に指摘されて、その学生を遠ざけるとかしちゃダメよ笑