ローズマリー

THAT/ザット ジ・エンドのローズマリーのネタバレレビュー・内容・結末

THAT/ザット ジ・エンド(2019年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

546本目。
2022 351
凄い…名前がザットなのに本家の方じゃなくてパケ写のITの方を意識してる。覗き込むとことかピエロとか。パニックって言うほど襲われる感じはしない。何せ1対8なんだもん…





(映画『THAT』というDVDがあるが今作品はその作品と関係繋がりは全くない)
〝1994年ネバダ州のヒドゥンデザートという町にサーカスがやって来た。しかしサーカスの一団は歓迎されなかった〟
アメリカ・ネバダ州、ヒドゥンデザート。
ヒドゥンデザートは田舎の小さな砂漠の町。そこへサーカスがやってきて興行をするためにテントを張る。しかし町の人々はサーカスの一団の来訪を快く思わなかった。町の司祭がサーカスの人たちを「悪魔の化身だ」といったことが発端。司祭の言葉を信じた町の人たちは町によくないものを入れないようにと考えサーカスを皆殺しにしようと考える。町の娘・グロリアはサーカスの一団が殺されていくのを見る。町の人々は司祭にそそのかされてサーカスの人たちを襲っていた。グロリアの父も町の人たちと一緒になってサーカスを襲いに行く。サーカスの人たちも黙って殺されてはいない。抵抗を続け殺し合いに発展した。あちこちで町の住民とサーカスの一団が戦う。こうして気づけば町には生き残りがほとんどいなかった。町は無人化しそのまま取り残される。もともと訪問者が極端に少ない田舎の小さな町だったので町に生存者がいないことを知る者がいなかった。唯一残ったのはサーカスのソスという少年。
〔25年後〕
サリーたち若い男女7~8人が2台の車に分乗してフェスへ行く。途中の砂漠で休憩のために停車した一同はデイヴィがいつまでも戻ってこないことにやきもきしていた。デイヴィのSNSの投稿を見ると写真を撮ってアップロードしている。
・サラ…黒髪の若い女性。サリーの姉。
・サリー…こげ茶の髪の若い女性。
・オースティン…黒髪の若い男性。デイヴィの兄。
・デイヴィ…ピンクのポロシャツを着た男性。
・ジリアン…若い女性。
・ゴーディ…黒髪の男性。
・チャック…黒髪の男性。
・コディ…ロン毛の少年、少し風変わり。
サラやオースティンたちは夜にはフェスの会場に着いておくつもり。休憩をするために車を停車していたがそろそろ出発して早めに会場へ行こうと考える。しかしデイヴィが戻ってこないばかりかトカゲの写真をアップロードしていた。デイヴィの兄のオースティンはデイヴィを迎えに行こうと考える。みんなが名乗りをあげデイヴィを迎えに行く部隊を結成。コディが最初ひとりだけ車のところへ残ると言うが結局ついていくことに。山道を歩いたデイヴィは撮影をしながらぶらぶらと歩いていた。やがてデイヴィは開けた場所に出る。そこには家があるが立ち入り禁止のテープが張られていた。呼びかけながらデイヴィは歩くが人の気配がない。家は廃墟となっており無人なのだが綺麗に保たれている。不気味なことに家のなかにはマネキンが飾られていた。そのマネキンはすべてピエロの格好をしている。家を見たデイヴィはガソリンスタンドもあることに気づいた。ガソリンスタンドにもピエロだらけの人形を飾っている。その横にサーカスのテントを見つけたデイヴィはそちらへ移動した。入り口のところには「チケットをお求めになってください」とあったのでデイヴィは横のチケット売り場へ移動しチケットを取る。サーカスのテントへデイヴィが入るとピエロが走ってきてデイヴィを殴った。気絶したデイヴィをピエロが奥へ運び込む。デイヴィが探索したあとをサラやオースティンも歩いてきた。デイヴィのアップロードした写真を確認し白い家に来ていると知ったサラたちはデイヴィを探す。無人の家を見て放射能の汚染があるのではないかとサリーは警戒する。
サラたちがデイヴィのSNSを参考にあとを追ってガソリンスタンドに差し掛かったときに若者のひとりがこの町のことについて調べて読み上げた。25年前に町で暴動があり現在は立ち入り禁止区域になっているとサラたちは知る。そんな事件があったのかと話しているとサーカスのテントを見つけた。そこからデイヴィの声が聞こえたのでサラたちは移動する。サラたちはサーカスのテントの中に入ろうとする。ドアが閉まらないようにドアの外に包丁を刺してドアを固定した。外がまだ明るい時間帯なので壁の隙間から日光が差し込んでいた。そのおかげでテントの中はまだ明るい状態。電気も通じておりサラたちは中へ入ると手分けしてデイヴィを探そうとする。サーカスの名前が「ガスパリ・サーカス」だと知ったひとりがサーカスの電話番号にかけてみる。しかし電話は自動音声になっておりつながらない。若者たちは奥へ奥へと進んでみる。デイヴィは奥の控室のようなところで両手両足を拘束されてさるぐつわをした状態で目覚める。デイヴィを拘束したのはピエロの格好をした大男。その男…ソスはデイヴィを観客席に座らせる。(ソスの過去についてはあとで)サラやオースティンはテントの中をぐるぐるめぐる。ピエロのソスが現れて「トラップドアの時間だ」と言うと壁のついたてを移動させた。みんなが壁にさえぎられてちりぢりになった結果はぐれてしまう。ゴーディが足にけがをしサラが肩を貸して移動する。オースティンはひとりで警戒しつつ這って進む。ジリアンは「ママ、抱っこして」という声を聴いて音のするほうに移動し人形がたくさん置いてある部屋に行く。声は人形から聞こえてくるようでICレコーダーが埋め込まれている人形のよう。ジリアンは声の聞こえる人形を抱き上げる。するとその人形がジリアンの肩を噛んだ(そういう仕掛け人形)。周りの人形も動き始めジリアンを襲う。ジリアンはソスに捕まりデイヴィのいる部屋へ連れていかれた。
マーカスとチャックは酒を見つけ飲む。ピエロのソスを見かけたふたりは逃げようとするが地下へ落とされた。部屋を物色したオースティンはVHSを見つけて再生しこのサーカスにいるピエロ、ソスの正体を知る。
…ソスには両親と兄・ガルコがいた。幼いソスは母親から「私たち家族は力がある」と言い聞かせられサーカスのよきピエロとして成長するように言い聞かせられていた。母親は「ママが死んでもサーカスを続けてね」と言って町の人に襲われて亡くなっていく。ソスはサーカスの一団の生き残り(冒頭の映像)。そのまま大人に成長したソスはひとりでこの町に住み着いていた。母親の願いを受けソスはひとりでサーカスを興行しようと考えていた。デイヴィやサラたちを捕らえてソスはサーカスをしようと考えている。ソスは映写機を回し観客がたくさんいるように見せかけていた。古いサーカスの映像を流しながら自分がサーカスをしているように感じている。ソスの母親の頭部を見つけたオースティンはソスのことを理解した。その頃サラやサリーも捕まりデイヴィたちとともに拘束されてソスにショーを見せられている。ポップコーンショーをしたソスはつづいて火あぶりショーとして若者をはりつけにして火をつけようとする。そこへ乗り込んだオースティンはソスが再生している映写機を家族のものにすり替えた。ソスがそれを見て反応しているあいだにオースティンはサラたちを助ける。サラとサリーは迷路を逃げオースティンはソスを屋根裏部屋におびき寄せる。ソスと格闘になったオースティンは首を絞められて腹にナイフを刺され死亡した。火あぶりで点火した火が大きくなりサーカスのテントが炎に包まれソスは退路を断たれた。
テントから逃げ出せたのはサラとサリーだけ。ふたりはオースティンを思いながらテントをあとにする。(生存者はサラとサリー姉妹)
ローズマリー

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