楽しみにしていた作品が公開された。満を持して劇場へ。フィーバーだのなんだのと連日取り上げられている。正直、密は避けたい。なんて事を考えながら平日を狙った。
予約機の前で「やはりか」と「こうでなくっちゃ」という相反する思考が衝突する。ほとんど売り切れと言ってもいいほど座席が残っていなかった。仕方なく前方右端の席を予約する。
最初のお館様のシーンで「あ、フラグだ」と思ってしまい、それ以降自衛本能からか「誰が…」とその時が来た時に最小のダメージで済むよう身構えてしまった。いまいち全集中できない。
それでも泣いた。号泣とはいかなくても涙の味が分かるくらいには泣いた。親から子、先輩から後輩、上から下に涙が伝うかのように脈々と受け継がれていくものが琴線に触れた。徐々にマスクも濡れていく。
本作で伊之助の株が爆上がりしている。なんだあいつ、めちゃめちゃカッコいいじゃないか。
鬼滅の刃というストーリーが確実に進んでいく。テレビアニメが終わった時よりも遥かにこの続きを求めてしまう。原作を読もうかしら。
観終わった後の「疲れた」この一言で察して欲しい。