さっこ

アントラム 史上最も呪われた映画のさっこのレビュー・感想・評価

3.8

「観ると、死ぬ」らしい(映画のコピー)。
そんな映画を見るために日曜日、静岡から小田原コロナワールドに遠出した🚗😌


20年ほど前に作られた低予算のインディーズ映画らしいのだが、いくつかの映画祭に出品したら映画を見た関係者が死んだとのこと。
ようやく上映にこぎつけたらしいのだが、映画館が火事になって観客数十人が焼死。
その後も死者が出る騒ぎがあったらしい。
一体なぜ??😰




見たものを殺す映画…といえば「リング」。
その脚本を書いた高橋洋は名著「映画の魔」で、映画によって人を殺すことは可能か、について考察している。
例えば「吸血鬼ドラキュラ」(58年)を見て悲鳴をあげていた当時の観客に「悪魔のいけにえ」(74年)を見せたら…と想像すると映画で人を殺すことは可能ではないか?…と。

リングではビデオを見た1週間後に死ぬ。その際の死に顔はものすごい形相である。
「映画の魔」によると、あれは単なる「肉体の死」ではないらしい(肉体の死ならアレって心筋梗塞みたいなものですよね)。そうではなく、あの死は「魂の破滅」だという。
とてつもない恐怖を味わったから、魂が破滅してしまったのだ。
そして「映画を見て死に至る」というのはそうしたものではないか、と書かれている。




さて、観たら死ぬ映画「アントラム」。
説明やインタビューのドキュメンタリー部分の後、映画全編が実際に流される。
本編が始まる前に警告が出て30秒間猶予が与えられる。もし危険だと思えば席を立ってもいいのだ。親切設計。
もちろん好奇心を抑えられず見てしまったのだが…😰


本編は70年代の低予算映画らしく非常に退屈なプロットで序盤はだるい。
だが、禍々しいところもあり、意外とよくできてる?なかなか面白いかも?
と、だんだん見ていくと…。
あぁ…これ以上は書きません☠️

オススメはしません💦(※でも興味ある人は情報ゼロで見てください!)
個人的には見て良かった😆




…でももーすぐ死ぬと思う😨
さっこ

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