本音と建前を秤にかける現代社会にマジガチで適合した女性が窮地に陥るものの、その後に起こる出来事は彼女の判断に都合の良いものばかりで、大して葛藤しないまま、自ら否定していた勝負に挑み(守るものが少なくなってから)やっぱり都合良い結果を得るという、ある意味エンタメ。
期待していた主人公の心の行き来がなく、ずっとこっち側で、要するに自分本位ってだけな人? みたいに思ったけど、どうかな。主要な登場人物は全員嘘つき? みたいにも。
とはいえ、設定が面白く、イベントも次々起こるから退屈せず楽しめました。ミニシアターよりもシネコン向きじゃないかしら。ヒットしてミニシアター救済作品になると良いですね。