映画大好きそーやさん

アントマン&ワスプ:クアントマニアの映画大好きそーやさんのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

賛否両論を呼んでいた、アントマンシリーズ3作目!
本作は過去2作で大いに匂わされていた量子世界がメインの話となっていました。
個人的にアントマンの魅力は、縮小や拡大を駆使して戦う独特なアクションスタイルと、ルイスを筆頭とした軽妙なコメディ描写、そしてダメお父さんの娘に対する愛の奮闘にあると思っています。
前者2つにおいて、本作は非常に残念極まりないものとなっており、どうにも物足りないという気持ちを拭えませんでした。
ほぼずっと量子世界にいるため、大小とサイズを変えることによる視覚的な興奮シークエンスは皆無であり、当然量子世界メインであればルイスたちの活躍もありません。
ただスコット・ラングの娘愛は終盤のシークエンスで爆発し、最高の感動をもたらしてくれました。
あの一連のシークエンスがなければ、相当評価が低くなっていたかと思われます。
無数に分裂し、思考が数多に分岐してもなお、娘への気持ち、愛だけは一筋で、だからこそその絶望的な状況さえ打開できるというストーリーラインは、誰が見ても心を震わせるものになっていたのではないでしょうか。
総じて、アントマンシリーズとしては物足りなさを感じながらも、終盤の熱い展開によって幾分か救われることになった作品でした!
2作目のレビュー投稿から時間が経ってしまい、申し訳ございません。
作品の優劣でレビューが遅れた訳ではございませんのであしからず!