うめまつ

デヴィッド・ボウイ 最初の5年間のうめまつのレビュー・感想・評価

3.4
律儀なミーハーの為ムーンエイジの復習②
初恋のバレリーナ曰く出会った頃のボウイは「21歳なのに8歳に見えた」らしいんだけど、あのお顔立ちでそれは流石に可愛過ぎるし罪深過ぎるので即保護した。初期の頃凡ゆる曲風や表現方法を試してみるんだけど全然上手くいかなくて、酷評されたり失敗したりしても懲りずにどんどん挑戦していて「迷いはないけど確信もなかったみたい」と言われてたけど、それって模索する上で大事なマインドのような気がする。どちらもあるとドツボに嵌りそうだから。

愛情を充分に注いでもらえなかったお母さんとのエピソードがより詳細に語られていて辛くなった。小さい頃から「家族とは増えたり減ったり移り変わって行くもので、良い子にしてないとよそにやられる」と思っていたらしい。その「愛されなかった記憶」が彼の創作にも多大な影響を及ぼしていることは明らかだった。全然甘えたりわがまま言ったりできずに幼少期を過ごしたのだろうと思うと、ちびボウイが可哀想で仕方がないのでやっぱり即保護した。
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