モルグ　死霊病棟のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

警備員の主人公はスマホ見ながらの車の運転で人をはねるが、そのまま逃げてしまう。その晩、急な仕事の依頼があり、現場である病院で独り夜勤の任務につく。深夜、モニターに映る人影と不審な物音に気づき、主人公は音の聞こえた死体安置所に向かうのだか...という話。パラグアイ映画。既にハリウッドリメイクも決定してるらしい。

暗闇から襲いかかってくる何かに主人公が翻弄されるホラー演出は見応え充分。ただ、病院を舞台にしたホラーは使い古されているし、霊が出現する根源になる設定も特に無く、アイデア不足かなあと。あと、作中に怖がるために必要ないわゆる「お約束」が無いのでどうにも心に引っかかりにくい。面白くないわけではないのだが、セールスポイントが定まってない点が残念。

「ライト／オフ」の脚本家が絶賛しているそうだが、あんたの作った映画のほうが100倍怖いよ、と思いました。