新型コロナウィルス感染防止対策のため、自宅で映画を観れるようにオンライン配信された「MyFrenchFilmFestival STAY HOME EDITION」の短編作品。

老人と少年の心の交流を描いた作品。

フランスに一人で出稼ぎに来て、公衆浴場で長年働くアハメッド。
孫ほど若い新人の少年の指導を担当することになったが、口答えが多く、規則も守らない。
それでも色々少年の相談にのるようになる。
少年の将来の夢はカナダでラッパーになること。
アハメッドが長年家族とは連絡を取っていないことを話すと、少年から　「電話して　絶対喜ぶよ」と言われる。　
ある日、少年は仕事に来なくなった。
長くは無しすらしていない息子に久しぶりに電話してみた........
「よかった　神に感謝を！」　　

そして少年は.......

海外からの出稼ぎ、カナダへの移民が少なくないフランスの作品！

アハメッド役の俳優さんの声のトーンとか顔がとても深みがあってはまっていた。
国に帰れない、家族にも会えない。
そんな中でも怒りもせず、自暴自棄にもならずに淡々とこの国のルールを守りながら真面目に仕事をこなすアハメッド。
舞台は公衆浴場とのことで殆どがホームレスを扱う職場でどんな相手にも嫌な顔一つせずに対応する姿はむしろ神々しくも映る。
そんな中で描かれるのは犯罪歴のある新人の若者と、そんなアハメッドとの交流。
分かり合えるはずの二つの魂の輪っかが微かに重なる瞬間が見える。
互いに互いを理解しようとする気持ちがアハメッド父子に似た擬似愛へと変わったのは必然だったのだろうか。
青年の歌うラップを理解しようとラジオのラップチャンネルを聴くシーンとか、子供みたいに互いに水掛け合うシーンとか、いちいちキュンとする演出盛り込んでなんだかじわじわ愛おしくなる作品だった。

• #myFFF

市営浴場での出来事。
もちろん、お金が無いから来ている人も居るが💦人との交流を求めて来ている人も居て、そこにはそれぞれの事情がある💦

それは、働いている側も同じ事。

新人の若者の指導をすることになるアハメッド(´Д｀)まぁ、やんちゃで生意気なので手を役が…それなりに気にかけ可愛がる🎶

老人と若者の間に、妙に繋がりがうまれるちょっと素敵な話🎶