このレビューはネタバレを含みます
これは前情報なしで観たほうが良いやつ。
あらすじも読まないほうが良いけど、評価が高いわけでもないので観る動機が無いのが。。。
とにかく観て!と人にオススメできるほどでもなく。
あらすじ読んで興味あったら観る感じで。
映画内で明言はされないし、微妙にサラの主観が実は正解という解釈ができる余地も残してはいるけど、これは完全に統合失調症。
客観的に、未来予知に見えたり、彼女の非現実的な主観が正しかったりもするけど、それはたぶん後の認知後に過去の認知を書き換えてるんだと思う。
「そうだった、先に見た、先に聞いた」と思い込んでいる。
ラスト付近の収容後の朝、同室の患者と話しているとき「海の上に浮いている坂道」とか、そんなの観てた?って感じの話で相手と話が繋がって喜んでいるし、
「数週間前に会った」とは言っていない(正確には「前回担当した」と言っていた)ソーシャルワーカーの発言を間違えて認知しているし。
裸でクラフトショップに現れた時も、「まだシャワーを浴びている自分」と「車でクラフトショップに向かっているカット」が交互になっていて、重ね合わせの状態からの、「裸でクラフトショップに来ちゃった」っていう現実に収束しているし。
(それらは主観がおかしいですよーっていう描写かと)
最初にジョーンが馬を見たシーンが、最後のサラが牽いている馬なのは謎。
そのときのジョーンと話しているサラもいるし。
マジで時間が戻ってる描写。
1102に寝て夢遊病で帰ってきたのが1104なのも移動時間的に説明できない。
1102の映像はサラがそう見たっていうより客観的な映像だし。
そこら辺はどう解釈して良いかよくわからない。
サラが正解だと解釈できる余地。
個人的には、もう少し「どっちどっち?」とか、「これ、もしかしてみんながおかしいんじゃ...。」ってなりたいから、もう少しサラのほうにも説得力があっても良かった。
どうせ主観が狂ってるんでしょってテイで観ちゃうくらいのさじ加減だったので。
統合失調症の描写としては説得力あった。
BGMかと思ったら後ろでラップしてたブライアンだったの○
こっちが本当の『私をくいとめて』。