肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ナイト・ハウスの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ナイト・ハウス(2020年製作の映画)
3.6
SFとスピリチュアルの境界を擦れ擦れで渡り歩く錯視アートニズムの考察系・驚愕真実ホラー
サイコ・スリラー?あらすじを読んで浮かんだその雑念を捨ててしまいな!
そういうありきたりな思考が"失望"に取って代わって貴方の首を絞めるかもしれない、真実が明かされるまでの経緯が全ての「雰囲気全振りアート"ホラー風"映画」

なんの問題もなく順調な夫婦生活を送っていた夫がある日、自らの手で急逝
その日から独りで暮らす妻に夜な夜な不穏なコンタクトと、逝った彼には秘密があった・・・

この映画、実はホラーでもなければスリラーでもなく、"サイコ"ではあるけど『ラブストーリー』なんですよ。"献身・狂愛"のw

『ゴースト』や『ア・ゴースト・ストーリー』の"カウンター映画"と言える部分もありますね(ここまで言うと、頭のいい人にはネタバレになるかもw)

"考察系"とは言いますが、そこもラストで普通に全容が明かされるので、肩肘張らなくてもよかですばい…だがねー、その"種明かし"がもしかしたら"必要なかった"かなー?と思うのですよ…
それこそ"考察系"に留めておいたほうが議論も産まれたし、底しれない"深さ"が全容が図れない"楽しさ"に置換され得たかも知れないんでねェ…

その点、最初は"家に起因"するホラーかに見えて、実は主人公たちに原因があった「隠喩ホラー」に同ジャンルと思えば、Dis○eyが誇らしげに宣伝するロッテントマト(批評サイト)では、Netflix『獣の棲む家』100%(こちら87%)、AUDIENCE SCORE74%(この映画は69%、内獣は1000以上、こちらは250以上の記録数の違い)と強いんですよw
単にデータマウントをとりたいわけではなく、勿論自分が獣をレビューした当時、どの評価を見ても参考にもしていません。全ての映画レビューに共通していますが。

映像に置いての"演出の差"とも言え、この映画は"錯視"の代表例である「ルビンの壺」を思わせる"芸術性"はあるものの、そのアートは返って"人の思想・思惑が介在する"現実感が出てしまうので、"恐怖"から離れてしまうリスクのある演出だと思うのです…
そのアート性が"ヒッチ・コック風味"を感じさせるだけにね…

序文に書いた「SF」というのは、「鏡面(反転)世界」や"コピー建造"という要素が『複製された男』を思わせてSFに突入していくのか!?という"先の読めない不安定さ"がラスト展開に突入まで"絶妙"だったのがトマトの高評価に及ぶ要素の"鍵"ではないでしょうか?
それが主人公(レベッカ・ホール)の精神性と「同期」していて、視聴者の展開を読み図る"揺れ動き"とも「同期」する"計算された展開の上手さ"も"映像の地味さ"とは別に高評価の燃料に足り得ているんでしょう。

だから足りないのは、あの「変態人形」をやわく人体で再現するのではなく、エロちっくに、よりMADに描写すれば『ミッドサマー』の例があるように、話題にもより"深淵さ"も表現できてたのになぁ〜違うか!(全冗談w)