「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、「The Beatles」を題材に、それぞれ約2時間の3つのエピソードで構成したドキュメンタリー。

配信を心待ちにしていたくせに、一気に観る気力と時間がなくて、つまみ食いをしながら、結局観終わるのに半年弱もかかってしまった。

長らくオーディエンスを前にしたライブ活動を封印してきた4人。ドキュメンタリー映画の為のカメラを回しながら、ライブを決行し、アルバムを1枚作るという、誰がどう見ても企画を詰め混み過ぎて、どん詰まりになっている。

「離婚の時期も近い」
ポールはそう言った。

マネージャーの死が招いたメンバーの不和。纏める者がいないのだ。ポールが懸命に仕切ろうとするが、3人は反対意見を言うだけ。ポール本人も嫌気が差してきている。

ジョンから片時も離れないヨーコの存在は、明らかにこれまでの4人の関係を変えるものだっただろう。ジョージが音楽的に意見する場面も増えた。かつての4人のバランスが変わろうとしていた。ただ1人、リンゴだけは変わらないけど。

ベースを掻き鳴らすうちに「Get Back」が出来上がってしまう。ピアノを爪弾くうちに「Let It Be」が奏でられてしまう。

これは音楽の神の戯れか。

才能が溢れ出るとはこういう事。

突如バンドを辞めると去ったジョージ。

ここが間違いなくバンドにとっても絶体絶命のピンチ。危機的状況を打開しようと話し合うジョンとポールの密談を、花瓶に仕掛けた隠しマイクでこっそり録音して、今公開するとか。凄過ぎて震える。

ジョージは戻ってきたものの、ライブ会場を何処にするかも決まらない。アルバム曲が揃わない。マジックで消されていくカレンダー上の1日1日。残された時間は少ない。

ルーフトップ（屋上）でライブを行うと決まっても、前日までウダウダの4人。

天才達であるが故に不安定で気分屋。
纏まりそうで纏まらない。
ふざけてばかりいるくせに
紡ぎ出すメロディーは
どれも美しいんだから堪らない。

それはまさにゲリラライブ。

ロンドンの寒空の下、
道行く人を見下ろして—— 。

彼らを好きだという殿方も
彼らを嫌いだというご婦人も
しかめ面した警察官も
そして
画面越しに一部始終を観ている僕も。

全てはThe Beatlesという大きなうねりに巻き込まれている。その渦の中心にいる彼らもまた然り。

最後。
これが最後。
4人で演奏する最後。

ラストのルーフトップライブは、色んな感情が胸から込み上げてきて、泣けた。

彼らの楽曲は、いつだって
僕の胸に響き、震わせる。

• #2022akirunaway

1969年ビートルズ最後のライブ、
事務所ビル屋上でのルーフトップコンサートと
最後の2枚のアルバム、アビイロード💿とレットイットビー💿の制作のドキュメンタリー。
❶157分　❷174分　❸139分　合計470分　
8時間を8週間に分けて観ました。

❶リヴァプールのバンド、クオリーメンが1960年にビートルズに改名。
1962年にデビューして、人気が出すぎて1966年でツアーをやめてしまう。
貴重なリハーサルシーンがたっぷり。
メンバーが演奏して、
オノヨーコが何かを食べる。
チャックベリーやボブディランの歌を演奏するビートルズ。
第三の男🎬のテーマ曲を演奏するビートルズ！
ジョージがマイク🎤で感電！
ポールからゲットバック♬が生まれる瞬間も観れます。
アクロスザユニバース♬が最高！
踊るジョンとヨーコ。
ゲットバック♬をセッションしながら、
歌詞も作っていく。
ジョージが〜！
ヨーコも若い頃は声が綺麗でした。

❷もうビートルズとしては、
目標が無いのでしょうね。
重苦しい空気。
ピーターセラーズ登場。
隠しマイクで録画された、
ジョンとポールの本音トークもあります。
ジョンとポールの悪ノリもある。
パティボイド登場！
ジョージの奥様。
エリッククラプトンのいとしのレイラ♬のモデル。
その後クラプトンと結婚。

❸ポールと結婚する前のリンダイーストマンの娘ちゃんがスタジオを盛り上げる。
屋上前日にそんな議論か〜。
そして当日。
ライブの騒音に警察出動！
リンゴの奥様モーリンスターキーがノリノリ。

❶❸は最高でした！
❷は長かった〜。
貴重なラストライブが全部観れてよかった。
ゲットバック　ジョジョ！

ジョンレノン スーパーライブは3回行って、
観たアーティストは
桑田佳祐、奥田民生、吉井和哉、斉藤和義、LOVE PSYCHEDELICO、BONNIE PINK、
THE BAWDIESのROY、井上陽水、浅井健一、OKAMOTO'S、細美武士、MONKEY MAJIK、
miwaなどなど。

2018年にカバーバンドのトリビュートライブ、
レットイットビーPARTIIに行きました。
カバーバンドのライブで、ヒカリエのシアターオーブが埋まるって、ビートルズ以外にありえない。
世界中で100万人以上を動員。
●エドサリバンショーの再現ライブ
●日本武道館の再現ライブ
●1980年のジョン・レノンの誕生日にビートルズが再結成されたら、という設定のライブなど42曲。

🏆ビートルズ映画ランキング🏆
4.5 アイアムサム、イエスタデイ（2019）、
4.0 エイトデイズ ア ウィーク、抱きしめたい、
イエスタデイ（2014）、ノーウェアボーイ、
愛しのフリーダ、ビートルズと私、
ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!（ハードデイズナイト）、
3.0 アクロスザユニバース、マジカルミステリーツアー、

• #第三の男
• #ビートルズ
• #ミュージシャン
• #ピーターセラーズ

Disney+にて
まさかのスーパーキラーコンテンツ。 マイライフタイムベスト入りです🤩

生きててよかった系の作品‼️‼️

The Beatlesの最後のパブリックパフォーマンスとなったアップル・レコードのビルの屋上からのパフォーマンスに至る22日間を3本の映画にまとめた大作。なんと、3本トータルで8時間くらい😅

同じ映像素材を使った映画「レットイットビー」として既に公開れていたが恣意的に編集された同作とは違い、彼らの最後のレコーディングやパフォーマンスを生々しく編集した素晴らしい作品。

60時間を超える映像、150時間を超える音源からロード・オブ・ザ・リングシリーズでも有名なピータージャクソン監督が新たに作品化したもの。
プロデューサーにまだ存命のポール・マッカートニー、リンゴ・スターの他オノ・ヨーコらも名を連ねる。ポール・マッカートニーとオノ・ヨーコの和解が様々なビートルズコンテンツの復活を可能にしたと思う。

ポール・マッカートニーも近年のツアーではかなりビートルズの楽曲を多く歌っていてもちろん何度も見に行ったけど、まさか生でポール・マッカートニーが見れると思わなかったので、例えるなら神様って本当にいたんだ⁉️と思ったかな☺

そんなビートルズの末期、メタメタだと言われていた人間関係、オノ・ヨーコがビートルズを壊したとか、色んな話が出回っているがこの映画を見れば解散した理由も一目瞭然。

プロデューサーとしてのポールの苦悩や脇役を強いられてきたジョージの苦しみ、オノ・ヨーコと共に超然と別世界にむかっているジョン・レノン
どこまでも愛されキャラのリンゴ・スター。
たっぷりと隣で見てる様な感覚にさえなる最高のドキュメンタリーだった。

最後の屋上LIVEの緊迫感は凄まじいものがあった。市中の人々の反応も様々で当時の世相とビートルズに対する風あたりもよくわかった。

有名なLet it beやThe long and winding road、完成したVはよく見るが、生々しい別版もかなり印象的。

Get Backってもともととんでもないメッセージ性を秘めた曲だったのも初めて知って驚嘆。


ビルの屋上からのステージで大きな陽が燃え尽きるのを見た(桑田佳祐 月光の聖者達より)

これってまさにこのLIVEのことだよね‼️