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レッド・ツェッペリン:ビカミング

『レッド・ツェッペリン:ビカミング』に投稿された感想・評価

sonozy
3.5
イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンに関する初のドキュメンタリー映画。
4人のメンバーそれぞれの軌跡と才能、バンドの結成から初期の成功に焦点を当ててます。

今も健在な、ロバート・プラント(Vo.)、ジミー・ペイジ(Gt.)、ジョン・ポール・ジョーンズ(Ba).のインタビューや、1980年に亡くなったジョン・ボーナム(Dr.)は音声で登場し、メンバー秘蔵の未公開ライブシーンの映像やプライベート写真など貴重なアーカイブ。

初期のライブシーンでは、その音の激しさに耳をふさいだり、怪訝な表情の観客がいたり、今初めて聴く人がいたら長くてウザいかもしれないw即興演奏の「Dazed and Confused」なども。

レッド・ツェッペリンのファンにはもちろん、私のようにファンという程でもないがそこそこ聴いている人にも満足出来る作品だと思います。
Joey
5.0
「Led Zeppelin?変な名前だと思ったよ」とコメントするJohn Paul Jones には椅子から転げ落ちそうになったけど、ファンが待ち望んでいた映像作品だ。こんな映像、よく集めたなぁ~と感心するしかないが、それ以上に音源のリマスターが素晴らしいと思う。特にドラムとベースの音がクリアになっていて、John Bonham とJohn Paul Jones の凄さが際立っている。多分、音源はモノラルのテレビ番組だと思う。それが、こんな感じに仕上がるなんて驚きなのである。

この頃のロバート・プラントはルキノ・ビスコンテの作品に出て来そうな美少年なのである。このルックスで、あの歌唱なのだからぶっ飛んでしまう。ニュー・ヤードバーズとして出演したデンマークでのギグには笑うしかない。子供たちは耳を塞ぎ、大人達は口を開けてポカーンとしている。よくもそんな状況でシャウトできると感心してしまう。それから数年、いや数か月の間にライブ会場は熱狂に包まれるのだから、まさに奇跡が体現できる作品に仕上がっている。

Led Zeppelin の来日は1971年と1972年しかないので、結局、コンサートを観る機会はなかった。だから、映画「熱狂のライブ」が再上映され、劇場で観た時は瞬きすらできないほどショックを受けた覚えがある。いつかはマジソンスクエアガーデンに行きたい。そう言えば、「熱狂のライブ」では John Bonham の音声はなかったので、この「Becoming…・・」のインタビュー音声は非常に貴重なのだと思う。滞在する全てのホテルの部屋の壁をぶち破ったという話が有名だけど、とても真面目な人だというのが分かる。

この映画は Led Zeppelin IIまでのエピソードなので、続編があることを祈っている。常に変化し、成長し続けたバンドなので、ラストの「In Through the Out Door」までネタは尽きないだろう。キャメロン・クロウがツアーに同行していた時期もあったようだから、その時期のエピソードも取り入れて欲しい。そう言えば、なんで監費はキャメロン・クロウにしなかったのだろうか。次回は彼に監督をお願いしたい。絶対に面白いインタビューになる。宜しくお願いします。
穏やかな男たちがレッド・ツェッペリンになるまで

レッド・ツェッペリン誕生、セカンドまでを追うドキュメンタリー。ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズへのインタビューとジョン・ボーナムの音声、そして膨大なアーカイブで綴っている。

第一印象は、あんなにハードな音楽性のバンドのメンバーが揃っておだやかな語り口で優しそうな人柄のギャップがある、ということ。しかし、いざ揃ってのパフォーマンスとなるとハードでヘヴィーなサウンドを轟かせる。

そんなメンバーたちが影響元を挙げていき、その音楽性を資料映像で紹介する構成のおかげで、レッド・ツェッペリンのサウンドがそれぞれどこを源流にしているのかが非常に分かりやすくなっている。特に、ジョン・ボーナムがジェイムス・ブラウンのドラムから影響を受けている点には腑が落ちた。

ところで、劇場上映時にはIMAX形式での公開もあるそうで、エンドロールでIMAX印も出てきたので制作にはその公開形式も意識されている。インタビューが多い本作はIMAXで見てもその印象はあまり変わらないかもしれない。しかし、この映画のためにリマスタリングされたであろうライブ映像はすこしIMAXで観てみたいかも。

そんなライブ映像の中の白眉はすでにアメリカで成功した彼らがメンバーのお膝元であるイギリスのラウンドハウス公演で観客を困惑させ、ダダ滑っていたこと。新鮮な景色だったが、それでも全力でやり切る肝の座ったメンバーたちが成功していくのは自然の摂理と感じた。

個人的にはサウンドが洗練されて来る「Ⅳ」以降のアルバムが好きなのだが、今作ではまだそこまで辿り着けておらず、続編の制作なども期待したこのスコアで。

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