「Led Zeppelin?変な名前だと思ったよ」とコメントするJohn Paul Jones には椅子から転げ落ちそうになったけど、ファンが待ち望んでいた映像作品だ。こんな映像、よく集めたなぁ~と感心するしかないが、それ以上に音源のリマスターが素晴らしいと思う。特にドラムとベースの音がクリアになっていて、John Bonham とJohn Paul Jones の凄さが際立っている。多分、音源はモノラルのテレビ番組だと思う。それが、こんな感じに仕上がるなんて驚きなのである。
Led Zeppelin の来日は1971年と1972年しかないので、結局、コンサートを観る機会はなかった。だから、映画「熱狂のライブ」が再上映され、劇場で観た時は瞬きすらできないほどショックを受けた覚えがある。いつかはマジソンスクエアガーデンに行きたい。そう言えば、「熱狂のライブ」では John Bonham の音声はなかったので、この「Becoming…・・」のインタビュー音声は非常に貴重なのだと思う。滞在する全てのホテルの部屋の壁をぶち破ったという話が有名だけど、とても真面目な人だというのが分かる。
この映画は Led Zeppelin IIまでのエピソードなので、続編があることを祈っている。常に変化し、成長し続けたバンドなので、ラストの「In Through the Out Door」までネタは尽きないだろう。キャメロン・クロウがツアーに同行していた時期もあったようだから、その時期のエピソードも取り入れて欲しい。そう言えば、なんで監費はキャメロン・クロウにしなかったのだろうか。次回は彼に監督をお願いしたい。絶対に面白いインタビューになる。宜しくお願いします。