犬は歌わないのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

モスクワの野良犬とスプートニク時代の実験映像を重ねるドキュメンタリー。実験の様子と猫を噛み殺すシーンは痛々しい。明らかに置いた亀も出てきました。

映像が美しく最初は観ていられたのですが、映される犬は主に一頭だけなので、正直どんどん飽きていきました。

メッセージ性をかなり抑えている点は良かったのですが、結局は何が言いたいのかよく伝わってきませんでした。宇宙犬と現代の野良犬がどこかで交わるのかと思いきや、最後まで平行線。

少なくとも野良犬「たち」でなければ成立しない主題だと思うのですが、一緒にいる数頭だけではいかにも苦しい。

たまに入るナレーションも含蓄がありカッコよくもあり、雰囲気は凄くあるのですが、総体的には眠くてしょうがないという映画でした。