140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

4.0
【説教と本音と】 

何故我々は2つに分断されてしまったのか?
男と女、陽と陰。
知識は心の背丈を高くして先は見えるが足元に気がつかない。また逆も然り。
もし2つが1つならば面倒事にはならないだろうが、面倒だからこそ理解し合うための行間が生まれるのだろう。
これは説教映画。

タイトルにある「ハーフ~」が諸々意味を持ち始めて、キャラクターの見ているモノの格差とマウントをとってもそれは見下げただけで、目線を近づけてないモノだと説教されてる気がするし、その目線を合わせるための努力は、これまでに学んだアカデミックな努力でなく、スポーツ的な努力も必要なわけで。

人生における努力が“面倒“なのは、アカデミックとアスリート的であるハイブリッドが求められているわけで、だから前に進むや殻を破ることが常に眼前に現れる。「ハーフ~」がまだ展開の半分だって言いまわしなのも好き、大好き。