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ARIA The CREPUSCOLOのbackpackerのレビュー・感想・評価

ARIA The CREPUSCOLO(2021年製作の映画)
4.0
「あなたの笑顔に、また会える」

『蒼のカーテンコール』三部作第二弾。
前作『ARIA The AVVENIRE』では、原作漫画から未アニメ化の2話と、新作書き下ろし漫画1話の、計3話構成の作品であったのに対し、本作は完全新作。
水の三大妖精〈天上の歌声(セイレーン)〉のアテナを演じた声優川上とも子氏は、2011年に41歳の若さで逝去。前作の台詞はバンクシーンの使用となったため、特別クレジットとされていました。
アテナ・アリス・アーニャのオレンジぷらねっと組がメインとして描かれる本作では、新たに佐藤利奈氏をキャスティングしています。

TVアニメ放送開始から15年の歳月が流れ、上記のようなキャストの訃報もあれど、『ARIA』の物語・世界は続いていく。これも根強いファンがいたからですね。
後発参加組の身としては、支えてくれたファンダムに感謝いたします。

さてさて本作も、過去作同様ゆる〜い世界を満喫させてくれる、独特な空気の作品です。
特に、メイン主人公3人組の灯里・藍華・アリスが一人前に成長し、後輩3人組(アイ・あずさ・アーニャ)の先輩として日々を過ごしてきたことが感じられる演出には、伝統や文化の継承という、連綿と受け継ぐことへの誇らしさが伺えますね。
本作では新たな新米キャラクターが一人追加(見習い風追配達人(シルフ)のアレッタ)されたことも、継承される世界の広がりを感じる要因の一つでしょうね。
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