YYamada

ドント・ブリーズ2のYYamadaのレビュー・感想・評価

ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)
3.1
【スリラー映画のススメ】
◆作品名:
ドント・ブリーズ2 (2021)
◆映倫区分 / 日本 : R15+
◆スリラーの要素
 脱出不能な状態の「緊張感」や
 「不安」を描く
◆本作のポジショニング
 サスペンス □□□■□ ホラー

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・あれから8年。盲目の老人は、惨劇の起こった屋敷でひとりの少女を大切に育てていた。少女と2人だけの生活を誰にも邪魔されないよう、静かに暮らしている老人だったが、少女に向ける表情には言いようのない不気味さが漂っていた。
・そんな2人の前にある時、謎の武装集団が現れる。彼らが少女を狙って屋敷に踏み入ってきたことから、老人の狂気が再び目を覚ます…。

〈見処〉
①ひとりの少女をめぐり、
 再び暗闇での惨劇が始まる——
・『ドント・ブリーズ2』は、2021年に製作されたホラー・スリラー映画。
・孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を味わうさまを描いて全米スマッシュヒットを記録した『ドント・ブリーズ』(2016)の続編。スティーヴン・ラングがノーマン・ノードストローム / 盲目の老人役を再び演じている。
・前作でフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手がけたロド・サヤゲスがメガホンをとり、前作のアルバレス監督も製作・共同脚本として参加。プロデューサーのサム・ライミも続投している。
・アメリカ・デトロイトが舞台の本作であるが、主要撮影は、セルビアのベオグラードで行われた。

②結び…本作の見処は?
そもそも「ドントブリーズ」(息を潜めろ)になってない。
○:「守りながら攻める」…アクション攻防は、前作からスケールアップ。「殺め方 」もより映画的に。
×: 盲目の老人をカルト・ヒーローにポジションチェンジして描かれた本作には、前作ストーリーの繋がりもなく、抵抗組織の行動原理も散漫。「怖さ」の代わりに「感動」にシフトを狙ったとおりには、全然なっていない。低予算映画がヒット後に低品質続編を乱発させる悪例のひとつ。
YYamada

YYamada