このレビューはネタバレを含みます
ブン殴りたくなるようなバカップルの彼女が消えて代わりに別の女がいるお話。記号的な演出が多すぎてゲンナリ。セリフ回しがかなりキツい。
紀夫はかなり優秀だという話ですが、とても優秀には見えない動きばかり。そもそも警察が来てくれないという取っ掛かりからして苦しすぎました。
カメラの動きや色味は素晴らしいと感じました。真っ昼間はそれほどでもなかったですが、夕暮れから夜の場面はかなり美しい。演技も大根だと思いましたが、マリはハマってるように思いました。
ラストどーすんのかな、と思ってましたが、絶妙なネタばらし的1シーン。男女の関係なんてこういうもんだよね、という主題がハッキリ分かりました。ここで終わってて欲しかったなあ。
十分煮詰まってないような箇所も多く、首をかしげる演技も多かったですが、魅力的な筋の脚本は形になっていて楽しめた作品でした。