いなせなマホ

クライ・マッチョのいなせなマホのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
2.2
レビューno.73:

今回のギンレイの2本立ては「クライ・マッチョ」と「ドリームプラン」だった。でもあまりにも「クライ・マッチョ」が駄作オブ駄作過ぎて、「ドリームプラン」を連続で観る気が失せてしまった。なんなのこのクソ映画。

そもそも、スタートの時点で始まる、今の状況説明を流れのない中でいきなり、会話でするのって、「下手くそか!」ってイーストウッド御大に暴言吐きたくなるくらい、下手くそだよね。

そして、内容だけど、これって壮大なるクリント・イーストウッドの自己満足の為のオナニー映画だよね。何で14歳対90歳で14歳が負けるんだよ。100歩譲って14歳に勝ったとして、30-40歳 の壮齢のマフィアみたいなやつが90歳に負けるってどんだけだよ。あげく大声だして周りに助けを求めるマフィアってクソかっこ悪いだろ。

それにさ、ラフォの母親も30-40歳くらいの美魔女でしょ。なんで90歳のヨレヨレじじいとセックスしたくなるんだよ。田舎町のおばあさんだって、50歳くらいだろ?なんで90歳のじじいに速攻で惚れるんだよ。「俺は90歳になっても女なんて簡単に惚れさせられる!」っていうクリント・イーストウッドの圧倒的な自負なのか、それともメキシコ人ならアメリカ人というだけで年齢関係なく簡単に落とせると思っているのか??

確かに「運び屋」でも若いメキシコ人とやってたし、アメリカ人とセックスは出来なくてもメキシコ人とは出来ると思えるあたり、さすがトランプ支持のイーストウッド様だと思うよね。

このメキシコ人蔑視を感じた時、ふと、トルコのカッパドキアの土産物屋の兄ちゃんが俺に自慢してきたことを思い出した。

「俺は色んな国の女とセックスしたけど、ロシアとスペインは最高だ!積極的でセックスを楽しんでるよね。本当、大好き!!日本人??日本人はすぐヤラせてくれるけど、マグロだからつまらないんだよね・・・」

俺はショックを受けたよ。こんな日本人をバカにした話はないよね。でも事実だから受け入れざるを得ない。買おうとすると世界一高いくせに、世界一簡単にタダでセックスできる日本人女性って・・・それでいて楽しくないって・・・・。本当に悔しかったよね。このことがトラウマになって、俺は風俗やキャバクラとかにお金を使わない人生を歩むことになった。

他者への侮蔑って悪意無いところから始まる。それを改めて思い出させてくれた、「他人のふり見て我がふり直せ」的な意味ではちょっとだけ価値はあるかもしれないけど、それしか価値ないよね。

結論として、この映画にはクリント・イーストウッドの他国民に対する差別心が垣間見えて、内容はない上に、クソつまらない映画だった。内容ないなら、トップガンくらいの爽快さやワクワク感をくれよ、イーストウッド様よ!!映画料金が同じとかって絶対納得いかないよね。
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