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SAS:反逆のブラックスワンのkuuのレビュー・感想・評価

SAS:反逆のブラックスワン(2021年製作の映画)
4.1
『SAS:反逆のブラックスワン』
原題 SAS: Rise of the Black Swan. あるいは
SAS: Red Notice.
Netflixじゃ、邦題とこの英題『SAS:Rise Of The BlackSwan』やけど、フィルマークスやと
『SAS: Red Notice』
製作年2021年。上映時間123分。

アンディ・マクナブによる同名の小説(未読)に基づいた作品っす。

お話は、
停職中の特殊部隊員である金持ちの御曹司トム・バッキンガム(サム・ヒューアン、TVドラマ『アウトランダー』18世紀スコットランドのハイランダーイングランド軍のお尋ね者ジェイミー・フレイザー役やった俳優さん)は、プロポーズすっためにソフィー・ハート博士をロンドンからパリに連れて行くことに。
彼らの列車が英仏海峡トンネルの奥深くに入ったとき、グレース・ルイス率いる重武装の傭兵たちが列車を制圧し、全員を人質に。
グレースは、英仏海峡トンネルを爆破し、秘密を抱えた政府に経済戦争を仕掛けると脅す。
武器を持たず、テロ対策チームからも切り離されている。
トムは、ソフィーと他の乗客が生き延びるための唯一の希望だ。
彼らを救うためには、恐るべき敵グレースとの独特の心理を展開しなきゃならない。

大分以前の話にはなりますが、小生がチェリーボーイを卒業したくらいに、英国SASの元隊員のElieって人に良くしてもらった。
Elieからは、SASの戦闘術をつかった
サブミッション系のフェアバーン・システムやディフェンドゥーって護身術を習ったり、ナイフや、当時、携行してた警棒の扱いを教えてもらってた時期がある。
だから、いまでもサバイバル技術は心身ともに多少はあるんやろなぁと。
彼の友達が、たまに彼のもとに訪れてきた折りは紹介してもらう機会もあり、皆、それぞれの得意技能一つだけではなく持ってて色々教えてもらった。
小生が大人になり、Elieは小生の友達と結婚したが、今は全く会わなくなった。
そんな彼を思いつつ鑑賞しました。

毎回、余談が過ぎますが。
刺激的なアクション・スリラーである本作品は、ホワイトホール・エリアの権力の回廊から、英国の田園地帯、英仏海峡トンネルを経て、パリとマヨルカを舞台に展開される。
主人公が、英国SASの元隊員だけあって、緊急対応活動と生き残るために必要な特異な考え方をリアルに描かれてました。
その心理により、トムは戦場を支配することが出来るけど、それは彼が唯一愛した人を失うことになるかもしれないって複雑な状況に。
どうなんのやろかと息飲んで生唾飲みつつ鑑賞しました。
個人的には主人公のスペックに興味津々でみれたし、まぁ満足した作品でした。
この映画の原作本の著者であるアンディ・マクナブも英国SASの元隊員で、実際に第一次湾岸戦争でイラク軍に捕らえられ、拷問を受けた彼は、8人のパトロール隊のコールサイン『ブラボー・ツー・ゼロ』の指揮官やった。
その彼の著書『ブラヴォー・ツー・ゼロ SAS兵士が語る湾岸戦争の壮絶な記録』の映画版ではショーン・ビーンが彼を演じているし、今作品も彼の指導もあったから本格的戦闘術がみれました。
著者のアンディ・マクナブは、マイケルマンの
映画『コラテラル』や、
映画版の『マイアミ・バイス』それに映画『ヒート』の武器と戦術の振り付けも手伝ってるそうです。
彼はまた、軍用コンピューターゲームに特殊部隊の技術的アドバイスを提供してるそうです。
そう云えば、ドキュメンタリー番組『MAN vs. WILD』のベア・グリルスも英国SASの元隊員やった。
今の彼は、ラクダの屍骸のなかで砂漠の夜を越したりするタフな冒険家で軍で身につけた体力・技術を生かし世界中の未開地駆け巡るヤツっす。
GERBERってサバイバルグッズブランドから発売してるベア・グリルス・ナイフはマジに使い勝手が良いし愛用品かな。

『メンタリスト』のウェイン・リグスビー役オウェイン・イオマンが敵役で出てた。
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