このレビューはネタバレを含みます
弟の罪を被って刑務所行ってたハゲ兄貴ロランが弟ジェラールのもとに帰ってきて妻アニーとキスするお話。ハゲロランの笑みが画面映えしていました。
いきなり怒り出したり笑顔を見せたり、感情表出が理解できずに不快でした。カメラワークもカット割りも狙い過ぎていて必然性が微塵もなく不快でした。
アナを除いて、ロランとジェラールをはじめそれぞれの関係性もコロコロ変わっていて、脚本があるならメンタル大丈夫かと思うようでした。
ラストのアニーとロランのシーンのカメラの動きは面白かったですが、そこまでの流れもクソもないようなキスシーンだったので、実際は唖然としただけ。
ただの書き殴りを画にしたようで、推敲という概念がないありがちな三流人文学者の文章を読んでいる気にさせられ、この監督情緒不安定なのかな…と心配になった映画でした。