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AIに潜む偏見: 人工知能における公平とはのKのレビュー・感想・評価

3.9
AIの裏にあるアルゴリズムやビッグデータは人間によって作られたり人間の歴史を積み重ねたものであり、だからこそ自然とbiasがあるのだという切り口でAIが生活に入り込みつつある今の時代に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。

よくわからないテクノロジーの裏にある落とし穴、気づかないうちに自分のプライバシーがデータとなり利用される恐怖は、顔認証に限らず持っておきたい認識、そしてそれが、特定の層の人間(白人男性)によって作られた仕組みの中で、単に数式によって処理される。

この世界が数式化されたものがAIであり、それが特定の層の人間の偏見によって再び世界が巻き戻る危険性を孕んでいる。

アメリカで開発されているAIは商用目的であり、誰かの利益になるような仕組みでしかない。

便利の裏に隠れて見えない恐ろしさ。データサイエンスは権力である。また、データサイエンスの本拠地であるアメリカに、個人情報を保護する法律がない。AIの見方のひとつとして勉強になった。

Tayの事例が面白かった。
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