このレビューはネタバレを含みます
金融危機当時のアルゼンチンで、フェルミンたちが持ってかれた出資金を取り返すお話。フェルミンとロドリゴは本物の親子みたいと思ってたら本物の親子。
ゆるいコメディタッチ。結構クスリとする場面が多かったですが、2時間引っ張るにはキツかったな、という印象。
マンシーの緩い悪役ぶりは嫌いじゃなかったですが、緩いがために同情の余地が見えたり。いずれにしろラストのポコチンスリスリマテ茶は趣味悪い。
演技が上手い人が多かったです。なかでもメディナの小汚さすんごい。本物連れてきたんじゃないか?と思ってしまうような配役とメイク。ただ、登場人物多すぎて名前が追えなかったり。プロットも分かりにくいところがありました。
終わってみれば正統派のクライムコメディといった感じ。預金封鎖の恨みをマンシーにおっ被せる。当時こういう輩がたくさん居たのでしょうか。
無理があるところはいくつもありましたが、そこをスルーする緩い空気感で、ゆったり楽しめた作品でした。