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MIRCHI/ミルチのfieldのネタバレレビュー・内容・結末

MIRCHI/ミルチ(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

いつの間にか追加されてたんだな。メモにあったので備忘録として。

イタリア・ミラノ、典型的なチンピラに絡まれる留学生マナサを暴力ではなく圧をかけ救い出す、ジャイ。圧をかけ想像させた部分がアクションで最後の一押し、車に対してのひと蹴りも強力だ。ショルダーキーボード背負いバンドマンな雰囲気のプラバースさん。愛嬌もあり色気もあり流石なヤングレベルスター。モテオーラが凄い…。

押しの強いジャイに親密になるマナサの不安材料となる故郷の村に帰ってからがメインになるが、テルグらしいというか何とも血みどろな荒々しさのあるマナサの叔父たち一家と隣村のディーバ家名家同士の報復合戦。
特にマナサ叔父ウマのサンパス・ラージさん目が血走ってて攻撃的だし怖すぎる、貫禄たっぷり。暴力的なマナサ兄プールナのスッパラージュさんはジャイによって恋に骨抜きにされてる。恋人と電話でイチャイチャしてるの微笑ましい。
プールナの友人として家に滞在しマナサと再会、家では客人として陽気に振る舞うが誰であろうと容赦しないウマ叔父との緊迫感があり、ライバルから危機一髪なウマを助けたり時折アクションを挟みながら家族に関わり進んでく。両家の抗争を顔を隠し刃物で止めに行くジャイの前半シーン、ここからインターバルを皮切りにジャイの素性が明かされる後半シーンへ。

母ラタから語られる父の事、抗争を機に父を残し母子は逃げてきた事を聞き単身故郷へ帰ってきたジャイ。人々を想う温和な父にサティヤラージ、ジャイに惚れる義妹ヴェネラにアヌシュカさん。ヴェネラとの結婚式で犠牲になる母、これ以上の殺し合いを恐れ去る事を勧める父、攻撃的だったジャイがマナサたちに取り入り報復ではなく負のループから抜け出せるよう動いてた動機が分かるまでの回想。ウマの鼻の深い切傷の回収もある。
ジャイはマナサの叔父たちが敵視するディーバの息子である事をマナサに明かしたその矢先、声で気付いたウマに殴られ一家を前にして愛を持って許すしかないと良心に訴えかける。アクションを含むラストはエンタメとしての側面が強い。
ラブコメと潜入目的を考えるとダブルヒロインも分かるが本命出てくるまで時間掛かったな。

ダンスと歌はアヌシュカさんとのダーリンがお金掛かってそうな華やかさでウェスタンの雰囲気や多様なテイスト、人が吹っ飛ぶアクションも派手で楽しめた。ファンにはカジュアルなお召替えが多いプラバースさんのルックス含め楽しめる要素があるので良いかも。
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