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名探偵コナン ベイカー街の亡霊のbackpackerのレビュー・感想・評価

3.0
◾︎劇場版名探偵コナン第6作

【作品情報】
公開日   :2002年4月20日
作品時間  :107分
監督    :こだま兼嗣
製作会社  :小学館、よみうりテレビ、日本テレビ、小学館プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント
脚本    :野沢尚
原作    :青山剛昌
音楽    :大野克夫
撮影    :野村隆
配給    :東宝
主題歌   :『Everlasting』(B'z)
出演(声) :高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、松井菜桜子、井上和彦、

【作品概要】
『名探偵コナン』の劇場版第6作。
脚本を作家の野沢尚が努めたこともあり、過去5作とは毛色の異なる作品となった。
野沢は2年後、44歳の若さで自殺している。

劇場版では初めてとなる海外(ただしバーチャル)、それも19世紀末の架空のロンドンを舞台としており、シリーズ最大のリスペクトソースであるシャーロック・ホームズも登場する。

また、本作では『刑事コロンボ』シリーズ等で使われる「観客には犯人が既にわかっている」状況、所謂"倒叙形式"が用いられた。

【作品感想】
「フルダイブ型VRMMORPGで全滅すると、現実世界でも死んでしまうんだ!」
「なっ、なんだってーーー!!」
……『ソードアート・オンライン』かな?
いいえ違います。『名探偵コナン』です。

ということで、コナンの中でも異色の作品『ベイカー街の亡霊』でございます。
コクーン(繭)と聞くと85年の『コクーン』を思い出しますが、お年寄りがジュブナイルに戻っていく作品だった『コクーン』と違い、本作は普通の少年少女のジュブナイル仕立て。

また、シャーロック・ホームズの物語が細々と引用されており、『ボヘミアの醜聞』『赤毛連盟』『四人の署名』『最期の事件』『空き家の怪事件』等を知っておくと、より楽しめますね。
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