記録
ソマリアの内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館。対立関係にある両国は共に脱出を図るが…
本作はモロッコオールロケを敢行し、観ている側は実際にソマリア現地にいるかの様に思えた。
これが実話を基にしているのは驚きだ。
12年公開の『アルゴ』の様な作品に思えるが、内容は全く別物である。
南北朝鮮問題は現在も続いているが、この映画では両国の蟠りが徐々に信頼へと変わっていく様は胸を打たれた。対立関係にある間柄でも話し合えば対等に渡り合える事が本作で証明している。
反乱軍の子供たちが武器を持ち、北朝鮮の子供たちに銃を向ける描写は何処か皮肉の様にも見えた。
ラストの脱出劇は緊迫感を増し、並々ならぬ緊張感が伝わってくる。
脱出アクション映画として上出来の作品で、娯楽大作として思う存分楽し楽した。
現在の韓国映画は面白い!