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2番目に幸せなことのRのレビュー・感想・評価

2番目に幸せなこと(2000年製作の映画)
3.6
マドンナ主演ということでスーパー久々に見てみました。マドンナ演じるアビーはヨガ教室の先生。大親友のロバートはゲイの庭師。40過ぎで彼氏に振られてメソメソしてる若干ブリってる女を、筋肉モリモリのゴージャスなマドンナが演じてて、演技があまりうまくないのもあり、最初はかなり違和感があるのだが、まぁ文句を抑えて見ていると、傷心の彼女を慰めながらの独立記念日に、酔っ払った勢いで親友ふたりがsexしてしまいます。翌日ふたりともあんま記憶がない笑 ちょっとそれは無理がないか。そもそも一般的にゲイって女とHできるんすかね? 是非皆さんの意見を伺いたい。ノンケが男とHしたという話はたまに聞くが、ゲイが女とHするはマジ聞かない。聞かないだけなのか何なのか。で、何と! アビーさん子どもを孕んでしまうのです! で、二人は結婚しないまま両親として同居し、子どもを育てるという決断を下すのだが…という流れで、だんだんとあれ?ボロカスに酷評されてる映画にしては結構おもしろいぞ。ってなります。何かね、ツッコミどころも大いにありつつ独特の微笑ましさがあってね。息子のサムがめちゃくちゃカワイイのがデカイ。無条件に愛してしまう。そりゃサムもアビーもベタ惚れ当然。あと、全体の柔らかくて明るい色彩が心地よいというのある。が、後半は、ゲイと女による子育てにおける大いなる問題が浮上。まぁ予想通りの展開っちゃ展開なんやけど、さすがにあまりにもアビーが身勝手でロバートがかわいそう。けど、現実こうなりそうなのも何かすげー分かる。いざとなったら願望する全てを手にしないと気が済まないのがマドンナであり、女である。本気出したら絶対オトコには、たとえゲイであっても敵わない。やっぱ基本的に優しい男って何だかんだでちょっと押しが弱いねんな。しかも、友情とかを棄てきれない。そのへん女はバッサリいけちゃう人が多い。当然マドンナの激しさもあるでしょうが。って、マドンナ本人ちゃうけど笑 とかいろいろ考えて見てると、あれ?けっこう面白いやん。という結論です。まぁ後半のマドンナの人でなしっぷりと、最後の上から目線は何やねんってイラっときたけど笑 それにしても、この映画が2000年に作られたことを考えると、やっぱ日本てちょっとだけ世界の流れに遅れてるよね。ようやくここ数年でオープンに語られるようになってきた感じやもんね。ただ日本のLGBTトレンドでちと気になるのが、一気に受け入れムードが主流になって、めちゃめちゃ右向け右な印象なこと。思考停止しすぎじゃないか。ちょっと前まで気持ち悪い気持ち悪いって言ってた連中は、空気読んで気持ち悪いって言って、空気読んで気持ち悪いって言わなくなったってことやん? 思想の変化がスイッチレベルなのはまじ怖い。気がついたら真逆なトレンドが…ってことも起こりうるってことやもん。とかついつい思ってしまった。ちなみに全然関係ないけど、ボクはいま男とふたり暮らしをしています。何年も前にルームシェアを企てたときは男同士のシェアは難しいですよ、と訝られたのに、この度は全くそんな感じなくすっといけちゃいましてん。この変化はLGBT的流れなのか、人口減少の流れなのか、どちらともなのか、不思議やったわ。不動産業者さんの意見が聞いてみたい。
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