ウェス・アンダーソンの新作と聞くと映画館に足を運び見ている。
ウェス・アンダーソンの映画の世界観が好きだ。ポップな色使い、どこかにくめない登場人物たち。
彼らが繰り広げる、明らかに日常とは異なる世界観で起こる人間模様。
しかし、なぜかいつも眠くなる（笑）
それは、今作においても例外ではなく、冒頭から監督の世界観はぶれず全開でひき込まれ、なのに時折眠気に襲われ、いつしか物語においてけぼりにされる。
こんなに好きなのに。
UFOとエイリアンの下りで、なんだかジム・ジャームッシュ監督の「DEAD DON’T DIE」を見た時を思い出した。
その時も同じような感傷に浸ったものだ。
今作は「目覚めたければ眠れ！」と言われたものの、眠りに落ちず鑑賞したけれど、私は置いてけぼりにはなってしまった。
それを友人に話したら「ウェス・アンダーソンの映画はそんなもの」と言われて、安堵した。
しかしながら私のなかに残る、こんなに好きなのに、理解が追い付かないもどかしさ。
いつかまた私の理解が追い付き「あー、楽しかった！」といえる日は来るのだろうか…
