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自伝的場面6882番
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『自伝的場面6882番』に投稿された感想・評価

Omizu

Omizuの感想・評価

3.5
『逆転のトライアングル』リューベン・オストルンド監督の初期短編。ヨーロッパ映画賞ではヨーロッパ短編映画賞にノミネートされた。

酒に酔った男は橋から川へ飛び込もうとし、仲間たちは止めたり逆に「男らしさ」を求め急かしたりもする。

なんてことない話のようだが、「追い詰められた人」を描いているという意味ではオストルンドらしいと言えるかも。長編でもオストルンドの作風はあまり好きではないが、本作も意図は分かるが特別好きな訳でもない。
リューベン・オストルンドの短編映画
30歳のマーティンは友人5人とスウェーデンの西海岸にあるスモーゲンで夏至祭前夜祭を祝っていた。
キャンプ場からは高い橋が見える…

「うぇーい!やっぱ真夏はビールとシュナップスだぜ!」→ほろ酔いで橋にやって来た6人→「マジで高けぇな!」→「私やらないよ!」→「じゃあ、おむつ穿くかここから飛び降りるか…選ぶならどっち?」→「そりゃオムツっしょ!」→「だな、間違いない!」→橋の下を覗き、くだらねぇーもしも話で盛り上がる友人たち、その横で服を脱ぎ飛び降りる準備をするマーティン→「高さ、どのくらいかな?」→「15~20mぐらいじゃね?」→「いや、もっと高いっしょ!」→「…危なくない?」一人の女がマーティンを心配する→「大丈夫だって!」→「てかグレベスタッドの話、知ってんの?」→「でも、あれは高さつうより距離の問題だったからな…」→欄干に足を掛けるマーティン→「おい!靴履かねぇの??着水失敗すると足やべぇぞ!」→「グレベスタッドで何があったの?」グレベスタッドの出来事を知らない女が男たちに尋ねる→「…俺だったら靴履いてたな…」→「自分も…」→マーティンは友人からスニーカーを借りる→「がんばぁ!」「いけ!いけぇ~!」→「ちょ、まっ!ボート来たでぇ!!」→ボートが橋に近づいて来たので、友人たちは飛び降りようとしていたマーティンをとめる。

ボートが橋の下を通過→飛び込む前の記念撮影→「よっしゃ!!いくぞ!」→そこへバイクに乗った老人がやって来る→「お前ら!何してる?そこから離れろ!ここから飛び降りて死んだやつがいるんだぞ!!」→「たしかそれ…ここじゃなくね?」→「ここだ!二年前、ノルウェー人が死んだ!わしの親戚が遺体を吊り上げた!」→「…ここそんな高いか?」→「ボートが通過するには、橋の高さは30m必要だ!お前ら、俺が通りかかってマジラッキーだったな!ったく、一体何歳なんだよ…」そう言って老人は立ち去っていく。

テンションガタ落ちの5人→そしてなぜか激おこのマーティン→「あのじじい、でたらめなこと言いやがって!誰も死んでねぇだろ!」→「知らねぇよ…ここ二年、この場所に来てねぇし…」→「地元の人だから、ここで誰かが死んだの知ってるんでしょ…あんたバカなの?」→「じじい…嘘ついてる」→「なんでじいさんが嘘つくんだよ…」→「事実をはっきりさせんと…」→「…ええ加減にせい!もういくぞ!」→納得いかねマーティンであったが、友人に促され渋々キャンプ場に戻ることにする。

が…
「つうか…ノルウェー人の話聞いて、ビビっただろ?」
「まあ、普通ビビるよね~」
「いや…ビビってねぇし…」
「いやいやマーティン、ビビってたじゃん!」
「ビビってねぇよ!!」
「なんでそんな怒ってんの?」
「お前ら、俺が嘘つきって言いたいのか?」
「じゃあ…なんでさっき飛び降りなかった?」
じじいの話信じてねぇのになんで飛び降りんかった?話聞いて、怖くなったんだろ?と友人にド正論ぶちかまされ、マーティンは逆ギレ…
口論の末、血迷いとんでもねぇ行動をとる…

友人の煽りに乗り、引くに引けなくなったアホな男の末路…
9分の短い尺でも、オストルンド節全開の作品でした。
ただ、カメラ遠すぎぃ画質悪すぎぃ問題が 笑
豚肉丸

豚肉丸の感想・評価

4.3
高い橋の上から飛び込もうとする若者たち。いざ飛ぶぞ!というその瞬間、おじさんがやってきて...というお話

リューベン・オストルンド監督の処女作。しかし、描かれている内容は今の作品の何ら変わりはなく、長編映画の中の1シーンとしても自然な感じの...人間関係とコミュニケーションの嫌な部分を描くのに全力を尽くしたような短編映画であった。

コミュニケーションが気まずくなる瞬間。
盛り上がっている所を横から割り込まれた時の気まずくなるあの瞬間。相手の一線を超えてしまった時のあの瞬間が痛いほど伝わってくる。実際の若者たちの様子を切り取ったようなカメラワーク(それと、画質の悪さも良い感じに機能して)がリアリティをより盛り上げており、「ありそう〜!」と思わされた。本作も相変わらず嫌〜〜〜〜〜な空気が漂っている。