出会う者すべて翻弄する、完璧なサイコキラーだったなぁ…
鬱屈とした日々を送る大学生・筧井雅也のもとに、世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村から１通の手紙が届く。
24件の殺人容疑で逮捕され死刑判決を受けた榛村は犯行当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよく店を訪れていたのだ。手紙で話したい事があるから面会に来て欲しいと言われた雅也が拘置所に行くと、榛村は自身の罪を認めたものの、最後の事件は冤罪だと訴え、犯人が他にいることを証明して欲しいと雅也に懇願する。
独自に事件を調べ始めた雅也は想像を超えるほどに残酷な真相にたどりつく…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
ヘタなホラー作品より、ずっと怖い！
それは阿部サダヲという俳優の力量に他ならなかった。
にこやかな微笑に人当たりの良い態度。
出会う人出会う人が、いい感じしか持てない生来からの人たらし榛村。
今まで彼が出てきた作品の感じは、まさにこれに近い。
でも、今回の彼はその中に狂気を秘めた表情をするんだよね。
特に印象的なのは目！
笑っているときも、目だけは笑ってないんだよね。まるで、その目で全ての事を見透かしるんじゃないかなって思えるほどで、怖かった。
そして、ホラー作品よりグロいシーンも多々。爪を剥がすシーンはもちろんの事両手の腱を切り、両足のアキレス腱を切り痛ぶるシーンがグロかった。
ストーリー的には、殺害シーンがバンバン出てくる訳ではないので、メリハリは無いんだけど、静かに進む分怖さも増すから面白かった。
ただラストの展開は…
個人的にはやり過ぎって感じ
それを覗けば、面白いサイコパス作品
そういえば、怪しい人物が出てくるんだけど、最後まで岩ちゃんって気がつかなかったなぁ…
