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さがすのsiのネタバレレビュー・内容・結末

さがす(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

相変わらずの和製ラース フォン トリアー、或いは高校生くらいに成長した園子温って感じ。画はそれなりに撮れているのが腹立たしい。

大嫌いな「岬の兄妹」から何も変わっていない。登場人物たちをただただ不幸に突き落とすだけの物語。AVマニアの爺さんとか、娘に惚れた同級生が胸を見せろと迫るとか、稚拙にも程がある。しかもラストに娘をダシにして泣かせようとする神経には呆れるしかなかった。卓球しながら会話させるのもテクニックでしかない。

そもそも時間が遡って実はこうでした、視点が変わると実はこうでした、とかいうのが苦手。それって物語に軸がないから2時間を1本の線で描けないってことでしょう。単なる説明でしかないから観てて冷める。

映画を撮るにはこういう作品じゃないと金が集まらないのか、監督自身がこういう物語を好んで作っているのか?おそらく監督は優等生で、求められるものを戦略的に作ってんだろうな、という感じ。多分映画で食べていくための産物なんでしょう。
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