きょう

帰らない日曜日のきょうのレビュー・感想・評価

帰らない日曜日(2021年製作の映画)
3.8
第一次世界大戦後の1924年のイギリス🇬🇧。その日はメイドたちが年に一度里帰りを許された。「母の日」だったが、ニヴン家に仕える身寄りのないジェーンには帰る家がなかった。
そんな時、秘密の恋の相手でアプリィ家の跡継ぎであるポールからアプリィ家に招かれる。婚約者のいる彼と束の間の逢瀬を楽しんだ後、ニヴン家に戻ったジェーンを衝撃的な知らせが待ち受けていた。やがて、小説家になった彼女は二度と戻ることが出来ない特別な1日を回想する。


天涯孤独なメイドのジェーンと名家の跡取り息子のポール。ポールにはエマという婚約者がいましたが、ジェーンと秘密の恋人同士でありました。
エマとの結婚が本格的に決まり、ジェーンとは別れなければならない、そんな最後の日に、ジェーンを自分の家に招き、思う存分愛し合う2人。
明るみに出せない秘密の恋。
ドキドキ感のある2人の時間はとても充実しているようでした。
しかし、ジェーンにとっては辛いことがさらに続く…
大好きな恋人と別れなければならない上に、もう、その存在とも永遠に逢うことも出来なくなり…
そして、そんな悲しみを乗り越えて、小説家への道を歩きだします。
小説家になったジェーンが1924年のあの日を振り返る流れ。時間軸がバラバラで混乱しそうになりますが、秘密の恋も、失恋も、永遠の別れも様々なことを経験したからこそ、小説家としての成功は勿論、人間としても大きく成長したのだと思います。


ジェーンを演じたオデッサヤング、ウチの次女とそんなに歳が変わらない若き女優さん。恋人との最後の日、全裸で恋人の家を歩きまわる姿がとても美しかったです✨
お相手のポール役のジョシュオコナー。この作品で初めて知った役者さん。
優しい表情に惹き込まれます💘 
2人の障害のある恋は官能的でありながらもいやらしさなど全く感じさせず、純粋で美しかったです。
何と、こちら、コリンファースとオリヴィアコールマンの豪華役者2人が夫婦役で出ています❤️2人とも大好きな役者さん🥰もう、見ているだけで嬉しくてニヤニヤ😁お似合いの夫婦✨
オリヴィアコールマン演じるニヴン家の奥様がジェーンに向けて言う言葉が印象的。「生まれながらに失うものは何もない。それはあなたの強み。」
きっとその言葉も彼女の今後の将来に繋がったのでしょう。
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